カテゴリー「映画・テレビ」の133件の記事

2022年11月12日 (土)

KGBのSF映画で悩む

Amazon Primeで「ムーンサルト ソ連極秘宇宙計画」という映画を観た。KGBが撮影した記録映画だということなのだが、そういう「体(テイ)」の映画なのかもしれない。

話は1930年代にさかのぼる。ソ連は有人宇宙船の打ち上げを計画し、4人の宇宙飛行士を選んで育成する。その訓練はなかなかに過酷なものだったが、最終的にイヴァン・ハルラモフが飛行士として選ばれ1938年8月末に打ち上げられるのだが、発射2分後に通信が途絶して行方不明となる。

その過程でこういう画像が映されるのだが、これらはどう見ても安物のSF映画である。時代を反映してか、ロケットを蒸気機関車でけん引し、ロケットを打ち上げ台に立てるのも蒸気機関車を利用する。

これが宇宙服を着用したハルラモフ。

Moon_20221112_184058

蒸気機関車でロケットを立ち上げる。

Moon_20221112_184757

発射の数日後、開発責任者のスプルンは姿を消す。責任を問われることを怖れて逃亡したらしい。

ここまでのところは安物のSFそのものなのだが、ここから先がミステリアスになる。

まず、南米チリの山中で、ロケットの計器盤の破片が発見される。さらにノモンハンでハルラモフが発見される。ハルラモフは精神を病んでおり精神病院に入れられるが1年後に脱走するが、その後サーカス団にネフルスキという名前でまぎれこんでいるところを再度発見される。

一方、逃亡した開発責任者スプルンが1968にKGBによって探し当てられる。

・・・というふうな話なんだが、これが安物SF映画なのか、本物のKGB映画なのかが私にはいまだによくわからない。訓練の様子などはそれらしくもあるが、宇宙船の目的がはっきりしない(地球周回だけなのか、月まで行く気だったのか:月に行くにはロケットが小さい)とか。

しかし終盤で、旧宇宙センター跡がニャゼペトロフスクの南25kmにあるとかいうし、当時を知る人のインタビューがあったりしたような気もする。

それにしても「ムーンサルト」ってもともとどういう意味なんだろう?

 

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2022年10月16日 (日)

泣ける映画で悩む

「アイアムまきもと」というミョウチキリンな(これってひょっとして方言?)映画のCMが流れている。私は物好きにもこの映画を観てきたのだ。

Iammakimoto

なんでこの映画を観たかったのかというと、数年前にこの映画の元ネタとなっている「おみおくりの作法(原題:Still Life)」という映画を有楽町のミニシアターで観て泣かされたからだ。エンディングが元ネタとは違っているというので、違う泣かされかたをするのかな?と思って。

Stilllife

結果はね、まぁ詳しくは言わないけれども元ネタよりは早く泣かされたね。

しかし、この泣かされ方にはどうにも納得がいかない。なんで泣くのだろうか?特に誰がかわいそうというわけじゃないんだよ?

同じように、泣かされてわけがわからないのが、「フォレスト・ガンプ」とか「ビッグ・フィッシュ」とかなんだけれども、なんでだろうなぁ? これらのように自分が泣かされてしまうメカニズムがわかれば、好きな時に泣けるのかもしれない、と思うのだがいまだによくわからない。なにか「腑に落ちる」というのか、「ああ、そういうことなんだね」と納得してジーンとなる、っていうか。

映画じゃなくて小説なんだけどさんざん泣かされたことがあって、ロバート・ゴダードの「リオノーラの肖像」という小説だったのだが、ヒースローから成田に帰ってくる飛行機の中で(今は旅客機から引退したB747ジャンボだったなぁ)泣き始めて、CAさんに「ティッシュください、いやポケットティッシュじゃなくて箱でください」とかお願いしたりして。CAさんがティッシュの原因が小説と気付いて「どういう小説ですか?」と小説のタイトルをメモしていったりした。この「リオノーラ」は構造が複雑で、その構造を追うのに疲れたということもあったのかもしれないが、泣かされた原因はだいたいわかっていて、まぁ娘を持つ男親の葛藤っていうか、まぁそんなところなので、先述の映画で泣いたりするのとはまたちょっと違うとは思うんだけれども。

子供が小さかったころは、よその子供であっても「子供が(一生懸命に)走る」というのを見るとジーンとしたりした。これも理由がよくわからない。今でも中高生あたりが必死に走っているのを見ると男女にかかわらずジーンとしたりする。これは単に歳を取ったというだけのことかもしれない。

何年か前にバズったこの動画についても、自分の中で何が起こっているのかチェックしてみるのも面白いかもしれません。

 

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2022年10月 5日 (水)

迷宮グルメで悩む

「迷宮グルメ」は衛星放送BS朝日の番組で、お笑い芸人ヒロシが長年レポーターとして世界各地の駅前食堂を取材していた番組だ。ヒロシの脱力具合が面白くて、毎週録画してみていたのだが、この度ヒロシがめでたく番組を卒業して新しく「スギちゃん」がレポーターを務めることになった。

実はちょっと心配していて、ヒロシの脱力に代わって彬ちゃんが妙に力の入った滑りっぷりを見せたりするのかなぁ? とか、あの袖なしデニムを着て、ふたを開けたコーラの2リットルボトルをぶら下げて街ブラするのかなぁ? とか、まぁ面白くなかったら観ないだけだし、とにかく録画してみようかということでまず録画してみた。

面白かった。それほど力むこともなく、自然体でスギちゃんらしいやや滑りもありながらの30分を楽しむ事ができた。ヒロシよりは英語ができるのが逆に心配だが、食べっぷりがいいので見ていて楽しい。ヒロシは「え?そんなことも英語で言えないの」ということがしょっちゅうあって、それも番組の楽しみの一つというか、番組の意図としてスタッフがヒロシに何も教えないということを徹底していたように思う。だから最近ヒロシの英語がちょっとマシになってきたのがレポーター交代の原因だったりするのかなぁ?とかも思ったりしていた。

シンガポールは仕事で二度ほど行ったが、ほぼホテルと職場の往復だけで今回のロケのようなローカル色豊かなところには行けなかったので番組を楽しむ事ができた。これも毎週録画だな。

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2022年4月15日 (金)

潜水艦の映画で悩む

 潜水艦と飛行機の映画が好きだ。最近では「ハンター・キラー」が面白かった。ハンター・キラーは映画館で見たが、その時に予告編として告知されていたのが「ウルフズ・コール」だったと思う(それとも007のときだったかな?)。面白そうだったので(予告編というのはたいてい面白そうに見えるように作ってある)観たいとは思っていたが、コロナ禍もあって映画館を探すこともしていなかった。

 すると、幸運なことにアマゾンプライムでこの映画を追加料金なしで見る事ができることになっていた。追加料金を出せば見る事ができることはわかっていて、いつかは見てやろうと「ウォッチリスト」に入れていたら「追加料金なしでもよくなったよ」という通知が届いたのだ。

 「ウルフズ・コール」の公式サイトにはこんなポスターが掲載されている。「人類滅亡」とか魚雷の直撃シーンとか、ちょっと盛り気味ではある。人類滅亡? う~ん、まぁそのきっかけにはなるかもしれないが・・・、魚雷の着弾シーンもたしかにあるのだが、こういう絵ではなかったはずだ(もう一度見て確認した。やはりこういう絵ではなかった)。

 この映画は基本的にはソナーマン(測音探知機オペレータ)の話である。潜水艦は音を頼りに他者やときには地形を認識して運用する。その主体がソナーマンだ。私が潜水艦に惹かれるのも、ソナーにすごく興味があるからだ。ソナーだけで戦うような潜水艦シミュレーションゲームがあるならぜひやってみたい。

 しかしこれ、フランス映画(2020年)なんだよなぁ。フランス製の戦争映画っていろいろとツッコミどころが多かったりするんだが、この映画も所々にそういうところがある。でも許容範囲だろう。ストーリーが面白いのでかなり没入できる。

Wolfscall

Uss_lionfish  一方こちらは「USS ライオンフィッシュ」というやはり潜水艦もの。この絵も盛りすぎ。

 こちらはひどかったなぁ。なにしろアマゾンでの評価が5点満点の1.7である。いやまぁたしかにとんでもない設定ととんでもない展開ではあるのだが、1.7という評価はちょっと厳しすぎる気がする。2.8でもいいんじゃないかな。ちなみに先の「ウルフズ・コール」の評価は3.5だった。

 アマゾンプライムで観た最低の評価は1.4というものだった。こちらは飛行機もので「フライト411」だったと思う。この1.4というのは正当な評価で、私としては飛行機が出てくればそこそこ満足はするのだけれども、この映画だけは本当にあきれ返ってしまった。そういうトンデモ映画を見たい人もたまにはいるかもしれないので、そういうひとにのみお勧めしたい。

 

一方こちらは二次大戦中の潜水艦作戦を描いた映画で、「潜航作戦 U235を追え!!」っていうんだからてっきりU235というUボートの話かと思ったら、そうじゃなくて、っていうつまらない話だったと思う。実はよく覚えていないし、観返す気もないっていう駄作。アマゾンでの評価は2.3だが、「このタイトルは現在ご利用できません」となっている。

Seaviperu235

で、こちらもU235なんだが、こちらは本当にU235というUボートの話。タイトルは「Uボート:235潜水艦強奪作戦」。タイトルに嘘があるのか私が飛ばしちゃったのか「強奪」シーンは憶えがない。

 乗組員がならず者を集めた決死隊ということで、まずトレーニングから始まるっていうのでそこのあたりが面白い。人間関係とかは私にはどうでもいいので、潜水艦のハードウェアをいろいろと見る事ができる。まぁ映画としての作りとか出来とかはかなり低品質だと思う。アマゾンの評価は2.4。まぁ、ふつうだったら評価が3未満は時間の無駄と思って避けるんだけど、潜水艦とか飛行機は別腹ということで。それでも途中をすっ飛ばしてみたりはするわけで。

Uboat235

 最近ではCGで画面とかは何とでもなるんだろうけれども、艦内の構造などは製作したりするのだろう。水中の動きなんかはCGなんだろうな。そういえば昔日本の潜水艦映画で「ローレライ」というとても貧弱なCGの映画があった期待して映画館まで見に行ったのにがっかりして帰ってきたものだった。女の子の河合さに思い切り寄り掛かった映画で、う~ん、まぁかわいいっちゃかわいいんだがなぁ、という映画でした。

 

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2022年2月27日 (日)

不思議な海藻で悩む

 ずっとblog更新をさぼっているわけだが、言い訳はともかくとしてFaceBookにいろいろと書いていたりしていて「あれ? これはお悩みネタだよなぁ」と思ったりしているのも確かなのだ。そういうのもおいおい転載しようなとも思ったりしているが、画像とか持ってくるのは面倒だなぁ、とか思ったり。

 で、本日のお悩みネタだが、アマゾンプライムで環境ビデオみたいな「Beath the Sea」を見ていて不思議な海草というか海藻なのか、面白そうなものを見つけたのだが、これが何だかわからないという話。

Seaweed1
 まず、この球根みたいなものは何だろう? これが芋みたいに養分を蓄えるところだったら面白いのだが、海藻とか海草はほとんど養分を蓄えるということをしない。養分を蓄えなくても海水には必要な養分がたっぷりあるから、「非常の時のために養分を蓄えておく」という概念がそもそもないらしい。
 逆に言うと、養分を蓄える海草というのを発見できたら、それはバイオマスとして非常に有用な資源となる。この球根みたいなやつがデンプン袋だったりするといいのだがなぁ。おそらくこれは胞子体というのか胞子嚢というのか、要するに胞子を蓄えるものだろう。それではそこから葉柄が出ているのはいったいどういうことなんだ?

 この球体の質感がいかにもCGっぽいというのは確かにそうなのだが、これはこの「Beneath the Sea」が始まって9:00くらいのところで直前までアシカがくねくねと泳いでいたので、この球体だけがCGってことはないと思うんだなぁ。

 この動画自体がYoutubeにないかとか、この画像をGoogleで画像検索したりとかもしてみたがヒットしないので、アマプラを見ることができる方は是非見ていただきたい。

 別の角度からもう一枚。
Seaweed2

当日追記:
なんだかここで見る事ができるようだが、登録を要求されるのでお勧めはしない。

https://vimeo.com/290147776

 

 

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2019年11月24日 (日)

SF映画で悩む

更新をずっとさぼり続けているわけで、言い訳もいろいろあるのだがそれは置いといて。

最近見たいくつかのSF系映画に何か通じるものを感じているのだが、それをうまくまとめきれないでいるので、つらつら書きながら考えてみようかとか。

製作年度順にならべると
・ブレードランナー
・LUCY
・エクス・マキナ
・ブレードランナー2049

ブレードランナーは「レプリカント」という有機系アンドロイド(繁殖機能付き)を管理することをテーマとしたものだが、その実現可能性については触れられていない。最初の作品は1980年代だが、そのころにはまだ技術的に成熟していなかったDNA追跡が2049(製作は2017)では実現しているのだが、それだけではレプリカントの判定とか追跡には使い切れていないようだ。

エクス・マキナはこのビジュアルにまず目を奪われた。メカニカルな部分を部分的に残したビジュアルだが、そのメカニズムの詳細は明らかにはされない。ただし繁殖機能はないようだ。

このビジュアルだとかなりセクシーに見えるのだが、途中でカツラをかぶったり服を着たりすると逆にあんまりセクシーには見えなくなったりするのが不思議だ。

写真に写っているエヴァというキャラクターのほかに「キョウコ」というキャラクターがいて、これがなかなかの重要キャラクターなのだが、これを演じているのが日英ハーフの女性で「LA・LA・LA・LAND」にも出演していたとか。あ、そういえばこの映画の監督もカズオ・イシグロの「私を離さないで」を映画化した監督なのだった。

いろいろと印象的なシーンもあったが、刺身包丁ってよく切れるんだなぁ。CGだからそう見えるのかなぁ。


Ex_mchina

LUCYはもともと人間なのだが、だんだん人間じゃなくなっていく過程が怖い。この映画はリュック・ベッソンということで実は少し馬鹿にしていたのだが、すっかりベッソンを見直したという感じのいいテンポだった。細かいツッコミどころはいろいろあるけれども面白かった。今までに見たベッソンものの中では一番いいと思った。

Lucy

こうやって振り返ってみると、私が面白いと思ったのはつまりは人間が人間であることの意味というのか人間性の限界というのか、そういうところが共通しているところのようだ。


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2019年9月 9日 (月)

マコノヒーで悩む

マシュー・マコノヒーという俳優を意識したのは「MUD」という映画でだった。この映画のことは当BLOGでも書いた

しかし、本当はもっと前からこの俳優のことが気になっていたのだった。それは「サハラ:死の砂漠を脱出せよ」という映画のことで、この映画おことも当BLOGで過去にちょっと小ばかにしたような感じで書いている

Sahara やや小ばかにしたように書いていたものの、私はこの映画が好きだった。もともとの原作も好きだったし、この映画も何度かTVで放映されるたびに見ていた。しかし、主役がマシュー・マコノヒーだということに気づいたのはわりと最近だったんじゃないかという気がする。

今年も何度か目にTVで「サハラ」を見て、この映画のメイキングシーンを見てみたいと思った。大掛かりな建造物があったりするんだけれども、当時のCG技術ではそんなものは作れないと思っていたからどうやって撮影したのかを知りたかったのだ。

なので、「サハラ」のDVDを中古で入手した。実はサウンド・オブ・ミュージックのBluーRayを購入する前の話だ。送料込みで700円だった。

このDVDは面白かった。「サハラ」の原作者はクライブ・カッスラーで、彼は「映画化のための配役決定権」というのを持っていて、この原作を映画化したかったマコノヒーは主役のダーク・ピット役を得るためにカッスラーに会いに行き、「ダーク・ピットは黒髪でなくてはならない」「はい、黒く染めます。」「ダーク・ピットの目は緑でなくてはならない」「はい、なんとかします(カラーコンタクトを入れたらしい)」ということで映画化にこぎつけたのだが、カッスラーは「シナリオを勝手に変えた」と激怒したらしく、その後カッスラーの映画は映画化されなかったようだ。

カッスラー原作の映画というと、1980年に「タイタニックを引き上げろ」が製作されている。映画化すれば面白そうな作品がたくさんあると思うのだがやはり製作費用との折り合いがつかないのかな。

「サハラ」も制作費200億円に対して興行収入139億円(100万ドルを1億円として計算)ということで残念ながら赤字となった。CG(例の建造物はやはりCGだった)に金をかけすぎたかのだろうか。それもあったのか、カッスラーの作品は「サハラ」以降映画化されていないと思う。マコノヒーにしてみればこの映画でダーク・ピット役のお墨付きをもらえれば一生それで食って行けるほどの作品群がダーク・ピットシリーズにはあるので、これも残念でしたというところ。

マコノヒーについては映画「INTERSTELLER」のことを書いた時にもいろいろ書いている

それでは他にマコノヒーが出演している映画ってどんなものがあるのかな? と思ってTSUTAYAで検索してみた。検索結果は99件以上ということで表示しきれないほどあるっていうことなんだろう。そのなかで「追憶の森(Sea of Trees)」というのが気になったので借りてみた。渡辺謙との共演というのに興味をひかれたのだった。2015年の作品だ。

Sea_of_trees

「2015年5月16日、本作は第68回カンヌ国際映画祭で初めて上映されたが、多くの観客からブーイングを浴びた。」とWikiにはある。森の中のシーンが退屈だというのだが、まぁそうかもしれん。映画館で正規の値段で観たらブーイングかもしれない。しかし私はいい映画だと思ったけどなぁ。

劇中で日本人なら当然分かってしかるべき伏線がチラ見せされるのだが、ストーリーの他の事に気を取られていたのかこれに全く気が付かなかったのが悔やまれる。

 

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2019年9月 8日 (日)

ガーンジー島で悩む

「ガーンジー島読書会の秘密」という映画が面白そうだったので見てきた。面白かった。終りの方で「アルファベット3文字+空白+アルファベット3文字」というキーワードのところで泣きそうになった。

Readngclub

ガーンジー島というのはイギリス領でありながらヨーロッパ大陸に非常に近い島で、2次大戦中には早々とドイツ軍に占領されてしまった。イギリス軍は駐留していなかったんだろうか?そのあたりはよくわからないが、とにかくその地理的位置づけはこんなふうになっている。これがこの物語の伏線だ。

Guernsey


しかし、まずそんな映画っていったいどこで上映されてるんだ? というところから始まる。とにかく検索してみると横浜みなとみらいの「kinocinema」というところで上映されているらしい。それってどこだ?

それはなんとあの「みなとみらいTSUTSYA」の2階にあるという。そんなのあったっけ? TSUTAYAがあるのは昔から知っていたが、その二階に映画館があるとは知らなかった。調べてみるとこの「KINOCINEMA」という会社は昨年の10月に設立されたらしい。まだ1年たってないんだなぁ。そりゃ知らなかったわけだ。

いままで、ミニシアターと言えば渋谷とか新宿とか銀座とかまでいかなくちゃいけなかったのだが、こういう比較的的近いところにミニシアターがあるというのはうれしい発見だった。あとはこの近くに提携駐車場があればなあ、というところで、このTSUTAYAの裏手に駐車場はあるのだが、いつも満杯らしい。まぁみなとみらい駅から徒歩だな。

ミニシアターに来る人たちっていうのは、いわゆるロードショー上映館の観客たちとはちょっと違った印象だ。なんというか街歩き慣れしているというか、ファッションもカジュアルでありながらちょっとおしゃれというか、なんというのかなぁ、語彙不足でうまく表現できないけれども何か共通するものがあるのだと思う。

 

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2019年4月30日 (火)

映画の予告編で悩む

映画「ハンターキラー」を見てきた。私の大好物:潜水艦モノだ。

米ソ冷戦のころにはネタに困らなかった軍事ミステリー界だったが、冷戦が終わって中東ネタと宇宙ネタしかなくなり、セコ過ぎるか壮大過ぎるかというジレンマに陥っていた軍事ミステリ界だったが、最近の米露軍拡競争の傾向に元気づけられたか新しい傾向のものが出てきた。

こんな動画(6分)が公開されていて、かなりのネタバレだと思うのだがいいのかなぁ? これから見に行こうという人は見ない方がいいと思う。ほかにも短い予告編はあるので、そちらを貼り付けておこう。




で、ハンターキラーは面白かった。息つく暇もないサスペンスだ。うひゃっなどと声を出してしまうことも二度三度という感じ。おススメです。

最新の潜水艦の装備も、現実そのままというわけではないだろうけれども興味深かった。ソナーのスクリーンをまじまじと見れたのはうれしかった。これは以前に資料で見たソナーに似ているので、縦線のソナーはおそらく現実に近いものだと思う。縦軸は時間軸だろうから横軸は周波数かな。海図を2D表示するようなソナー画面もあったがたぶんそれは希望的装備だと思う。テーブルサイズのタッチパネルスクリーンも現実的ではあるが本当に軍用として稼働できるかどうかは疑問だと思う。

という映画を見に行ったわけだが、映画が始まる直前にいわゆる予告編というのがあるじゃないですか。着席した時にはすでにその予告編が始まっていて、その部分部分が耳に入ってきたりするわけです。

すると、「イバコーに連れて帰ろう」とか「ボコーに」とかいう言葉が語られている。あれ? 実は私のボコーもイバコーなんですけど? とか思ってスクリーンを見ると昔見慣れた校舎とかいわくある石棺が映っていたりする。やっぱりボコーじゃん。

それは「葬式の名人」という映画だった。原作は川端康成だという。なるほど、そういうことか。川端康成はボコー(旧制中学)の卒業生だからね。



調べてみると、この映画は茨木市市制70周年を記念して作られたのだという。それなので、川端康成の青春時代を描いた作品を重ね合わせて青春群像を作ったということらしい。それでその舞台としてボコーが選ばれたのだとか。

という「ボコー」の話を本番の映画の直前に聞いてしまったので、最初の方はなかなか映画に集中できなかったぞ。で、この邦画も見に行かないとなぁ。


 

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2018年9月30日 (日)

耳の良い怪獣で悩む

TVで予告編が度々流されているのを見て、これは出来の悪いSF映画だと思った。

Quietplace

音を出したら即死とか言っているのに、子供に音の出るおもちゃを持たせて、しかも電池まで入れてるんだから、これは設定が甘すぎるだろう、と。

しかし、他の予告編をみると、子供に年上の女の子が音の出るオモチャをこっそり渡しているシーンがあって、なるほど何かわけがあったのかな? とか思ったり、エミリー・ブラントが出ているというのはそんなに低予算な映画でもないのかな? とかも思ったり。

ということなので、台風が来るかもしれないという午前に見に行ってきた。

たしかに怖いんだけど、う~ん、あのポイントに誰も気づかなかったかのなぁ?

もしも実際にこんな怪物が現われたとして、まずやることは怪物の聴力を確認することだろう。壊されないように確実に装甲したスピーカーからいろんな周波数をいろんな音量で流して怪物の反応を見るとかするんじゃないかなぁ。

怪物自身も装甲っていうか、硬い殻を纏っているんだけれども、これは0.50口径で撃ち抜けなかったのかなぁ? 0.50でだめなら20mmとか、ミニガンとかRPGとかでなんとかならなかったのか?

まぁそれはできなかったということで、そういうことにしとこうか。しかしあの怪物の造形がいただけない 。アメリカ人の考える怪物ってまぁせいぜいこんなものだろうな。

エミリー・ブラントの熱演がいいので、まぁ駄作とか言いきるのはやめておこう。しかしblogに書くにあたって調べてみると、制作がマイケル・ベイだ。あの駄作「パール・ハーバー」を作ったやつだ。前もってこれを知ってたら見に行かなかったなぁ。

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