カテゴリー「映画・テレビ」の42件の記事

映画の鑑賞眼で悩む

うすうす感じてはいたことだが、どうも映画を私には批評する能力がないようだ。ハリウッド映画を「ドンパチ・ドカーンドカーンのわかりやすい映画」とバカにしていたのだが私にはそれ以上のレベルの映画は楽しめないようなのだ。

それを思い知ったのは先日のコーエン兄弟による「ノーカントリー」だった。映画を見ても今ひとつ感動が弱かったし、細かいところどうも納得できないところがあるわりには大きなものを見逃しているような気がしていたのだ。その後、WEBでうまい解説を見て、なるほど、そういうふうに読み解くのか、と納得した次第。

映画を見て楽しめなかったのは、もちろんこれが最初ではない。実は最近でも映画を見たものの、その感想をここにかけなかったものがあったのだ。

それは「潜水服は蝶の夢を見る」というちょっと重い映画なのだが、それを見て感動するでもなく、強いて言うなら「はぁ、そうですか」くらいの感想しかもてないという状況だったのだ。

一方では「ボーン・アルティメイタム」はスピード感があって大変楽しめた。何しろ典型的なハリウッド映画だからねぇ。

で、駄目押しのごとく、今日新幹線で「ノーカントリー」の原作を読んだ。こちらのほうがわかりやすかったし、納得もできた。映画のほうはちょっと切りすぎだと思うけど、まぁ私みたいな素人の言うことなんで、どうなんでしょうかね。

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コーエン兄弟で悩む

No_country アカデミー賞の呼び声も高い「ノーカントリー」だが、正直よくわからなかった。

サスペンス部分は楽しめたんだが、オチがあれではちょっと飲み込めないなぁ。

ラストシーンは割りと好きで、じーんとしたりしたんだけど、その気持ちの持って行きようがなくて。

そういえば、コーエン兄弟の名作といわれていた「ファーゴ」もよくわからなかったんだなぁ。もう一回見てみるかな。

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Tim Burtonの人間性に悩む

Sweeneytodd ティム・バートンは良い意味でキチガイである、ということは何度も言っていると思うのだが、今回からは「良い意味で」というのをちょっと弱めたいと思う。この人は本当に頭がおかしいのかもしれない。

産業的に利用価値があるので、映画を作ることを許されているものの、本当にこの人は正常な人間性を保っているのだろうか?と不安になることがあったし、今もある。

まぁもちろん、普通の社会人としてちゃんと自分を制御できているんだろうけど、作品を見ていると常に何か危ういものを感じさせる。つまりそれが産業的に利用価値があるということなんだろうけど。

というわけなので、この「Sweeney Todd」、諸手をあげて「面白い!!」というにはちょっと抵抗がある。ちょうどこのあいだ読んだ桐野夏生の「I'm Sorry, mama.」と共通するものがあると思う。

その「共通するもの」というのは、つまり「いい芸を見せていただきました」という感じ。こりゃ立派な芸ですよ。ひょっとしたらそれを不快と感じる人もいるかもしれないけどね。

私は、というと、実は血に弱いので、見終わったときには指に力が入らなかった。これは中学生のときからそうなので、中学校の生物の時間に解剖とかあって、女の子がキャーキャーいうのをせせら笑っていたのだが、いざ自分でもノートになのか書こうとしたら指に力が入らなかったのだった。

でも、面白いといえば面白い映画だった。もう一度みたいか、というと、まぁ状況によるかなぁ。

そういえば、この映画、濱田マリに似た女優さんと、ジャニーズ滝沢クンに似た男優さんが出演していたぞ。

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人類最後の男で悩む

Iamlegend 「I am Legend」である。はらはらドキドキで突っ込みどころもたくさんあって楽しめるといえば楽しめるのだが、まぁ、どうでもいい映画だ。

ただ、後半で「神」がどうとかっていう話になるので、これは西洋人にとって見過ごせないテーマなんだろう。その議論がどういう結果になるかは、ネタバレになるので書かない。

まぁ、時間があればみてみればいいんじゃないですか。

しかし、CGもここまで来たかなぁ、っていうのは「いかにもCG」じゃないところにまでふんだんに使われているのが気にならないところが凄い、っていう話で。

この映画、メイキングのほうが面白いんじゃないかなぁ。

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巨匠の手遊びに悩む

台湾への飛行機の中で、映画「Transformer」を見た。スピルバーグの子供だまし映画(男の子向け)だ。孫と一緒に遊んでいて思いついたとかいうことをインタビューで言っていた。そういうのでご商売繁盛でよろしいですね~。

見ていて気になるのが物理的リアリティの欠如だ。アニメとかCGものではそういうのが実におろそかで、子供の教育に良くないのではないかと私は本気で心配している。

例えばジェット機が飛んできて、ロボットに変身するのはまぁよしとしよう、しかし、ジェット機の速度で飛んでいるものが突然ビルのてっぺんに立てたり、ほんの少しつんのめるだけで道路上に立てるるわけはないのだ。

こういうのは前から気になっていて、アニメでも崖から落ちる人が途中で枝につかまるなんてことはまずできない。これくらいのことはことは「サスケ」見てればわかるだろうが、見ていないとわからない。サスケはそういう意味で貴重な番組だと思う。

トランスフォーマーはご存知の通り日本製の玩具が発端だが、CGでは2003年にこういう作品がWEB上に発表されていた。今ではYoutubeで見ることができる。たぶんこれがCG版トランスフォーマーの走りのはず。

最初にこれを見たときにはCGとは気づかなくて、おお、よく作ったもんだなぁ、と感心していた。最後のギラリと光るあたりであれれ、と思ってCGと気づいたのだった。これがたったの4年前だからなぁ。今じゃこんなのCGで当たり前になってしまったけど。

このCGを作る過程を、作った本人が紹介しているページがこれ。

http://www.themichaelsmith.com/VWVideo.htm

ビデオの中で背景に人が歩いているが、これがこのCGを作った本人だということだ。

このひとの最新作がこれ。スピルバーグのよりもリアルっていうか好感が持てる。

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B級映画になんとなく悩む

Reiko アメリカ製TVシリーズ「24」のシリーズ2に出演していたReiko Aylesworthが出演しているというので映画「ブラック・カーテン」を借りてみた。

Reiko Aylesworthはその名前からわかるように、日系クオーターである。日本人離れした風貌はオランダとウエールズの血のなせる業。Reikoには「礼子」という字を当てるそうだが、日本語は全く話せないらしい。

彼女がこのB級映画の主演女優かというと、ちょっと微妙なのだが、まぁ重要な役割ではあるんだけれども、この映画の質といい、なんだかReikoさんの業界内での位置があんまり高そうでないことが知れてさびしいね。

ストーリーは面白かったが、もうちょっと丁寧につくればいい映画になったんじゃないかなぁ。「ああそういえば」という複線が最後に効いてきて、そういうつくりは好きなんだけど。

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壊れキャラに悩む

知り合いに薦められてみたのだが、こういう「壊れキャラ」って演技なのか地なのか「はて、どうなんだろ?」と思われているうちが華なんだろうなぁ。一人でやってる分にはかなりイタいのだが、竹山がうまく転がしている。

竹山の役割は、ツッコミっていうんじゃなくて「転がし」だな。時には受け止め、時にはツッこみ、うまく面白さを引き出しているのだなぁ。

しかし「バッティング・センターでバント」ってのは私もやったことがあるぞ。私の場合は「バッティング・センターでデッドボール」ってのもあったのだ。勝ったな。

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小川洋子に悩む

Ringsample 映画「薬指の標本」をDVDで見た。小川洋子の原作をフランスの女性監督が映画にしたというので気になったのだった。

小川洋子というと、私の知っている小川洋子はオートバイ関係のライターで、洋書の和訳なんかもしていた人だった。「ハイ・スピード・ライディング(原題:Twist the Wrist)」なんていう本を熱心に読んでいたころもあったのだったなぁ。この本は捨ててないはずなんだが見当たらない。どこへ行ったんだろう? 同じ頃に買った「ライダーのためのオードバイ工学」というのはちゃんとあったのに。

まぁそのオートバイ関係の小川洋子さんというのは人違いなのかもしれない、なんとなく年齢的にもあわなさそうだし。

こちらの小川洋子さんはなんといっても芥川賞作家だ。純文学だ。私は先述の小川洋子が芥川賞を取ったのかと思ってびっくりしたものだった。本当に別人か? なんか確信がもてないな。でもありがちな名前だしなぁ。

で、純文学を下敷きにした映画はやはり叙情的である。こういう映画を2倍速ですっ飛ばしながら見てはいけない。橋を歩いて渡るシーンがかったるいからといって早送りしてはいけないのだ。

ファンタジーなのだから、変なところに突っ込みを入れたりしてはいけないのだ。

だから、私にはこの映画を見る資格はなかったのだ。

TSUTAYAで「3枚借りると、新作の1泊DVDも2泊3日になりますよ」という甘い言葉に惑わされてはいけない。週末に3枚のDVDを見るのはよっぽど暇でない限りやはり無理なのだ。

この映画はじっくり楽しむものらしい。全くわからないフランス語も、音の響きを楽しむべきだ。時間がないからといってTVを見ながら、居間に置いたノートPCで2倍速で見たりしてはいけないのだった。

それにしても、それほど有名でなかったこの小説を、フランス人の監督が発見して映画にするというのは、u有無、これはすごいことではないかな?この小説を読んでみないと。

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香りのない映画に悩む

Pafume 舞台はフランスだが、原作はドイツ人である。映画は英語だが、製作はドイツである。俳優は英国人が多いが、しかし、ダスティン・ホフマンが出演している。いよっ、国際的!

ドイツ人というのは面白い、かなり昔、ドイツ人と一緒に仕事をしたことがあった。具体的に言うとファクシミリ装置を日本で作ってドイツに収めるという仕事だった。

私たち日本のチームは使いやすいようにと心がけて操作性などを設計するのだが、それがドイツチームによって拒否されてしまう。我々は「こういう操作をすることが多いんだから、この操作はすぐにできるように簡単な操作でできるようにする」という風に考えるのだが、ドイツ人はそういうふうには考えないのだなぁ。

ドイツ人が言うには「俺たちの考え方のほうが理屈に合っている。ドイツ人はたとえ使いにくくても理屈にあっていれば納得するのだ」だと。

へー、なるほどなぁ、と、これが私の国際的カルチャーショックの第一発目であった。これはまだ独身だったころだな。

数年前にも、来日したドイツ人と昼飯を食いに行った帰り、「あのノイズは何だ?」と聞くので「あれはセミだ、CICADAだよ」「おお、あれがCICADAか、名前は知っていたが音を聞くのは初めてだ」「セミはね、何年か地中で暮らしていて地上に出てから1週間くらいで死んでしまうんだよ」「ほぅ、ではやつらは仏教徒なのか?」(わけのわからん冗談ぬかすな~!!)。まぁその前に仏教の「諸行無常」なんて話をしていたからというのもあるのだが、まぁとにかくドイツ人というのは西洋人の中でもちょっと変わっている。

映画のテーマといえば愛だの恋だの金だの友情だの戦いだの勝利だの敗北だの、まぁありとあらゆることが取り上げられるわけだが、この映画は「香り」がテーマだ。よりによって画面で再生できないほとんど唯一のものをテーマとして映画を作ってしまうあたりが、まぁなんともすばらしい。

その香りを映画でどう表現するか、最後のほうでは無理やりに香りを映像化しているのだが、まぁそれはご愛嬌として、ぜんたいとしては香りの映像化にほぼ成功しているのではないかと思う。

日本語には「匂うような美しさ」という言葉があるが、実際に匂いを錯覚するわけはもちろんないのだが、あまり美男ともいえない男を主役に配することによって、画像への集中力を下げている?のかな?

あるいは最初のほうにグロテスクな画像を配することによって、見ている人の感覚にショックを与えている? ちなみにグロテスクなものが苦手な人は、最初の「パリは悪臭の街」というあたりから赤ん坊の泣き声がする当たりまで見ないほうがよろしかろう。

でも、私は面白かったな。これも映画の前に小説を読んでいたということもあるかもしれないけど。

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映画ブラックダリアで悩む

Cold6000 「ブラックダリヤ」はジェイムズ・エルロイのLA四部作と呼ばれる「ブラック・ダリア」、「 ビッグ・ノーウェア」、「LAコンフィデンシャル」、「ホワイト・ジャズ」の第一作である。

「ホワイトジャズ」というタイトルに惹かれて第四作から読み始め、途中で「あ、これはLAコンフィデンシャルじゃないか!?」と気がついて改めてブラックダリヤから読み返した話はどこかに書いた。

映画「LAコンフィデンシャル」はその前に見ていたのだが、これがさっぱりわからなかったのだった。この四部作を読んでからもう一度映画を見直したらやっと全体を理解することができたのだった。

で、その第一作だけを映画化したのが映画「ブラックダリヤ」である。小説で読んだときにはなんだか地味な話しだなぁと言う印象だったのだが、映画ではずいぶんと面白い話になっている。いや、本当にこの映画は面白かったのだ。

小説を読み直したいのだが手元にないようなので、もう一回買うかなぁ。

で、この作者のジェイムズ・エルロイなのだが、この人の原書を2年ほど前にタイで買ったのだった。これは「The Cold SIX Thousand」というもので、読み終わらない前に日本語版が出てしまったのだったが、これはすごいよ。

ナニがすごいかというと、その文体だ。「こんなの英語じゃないよ」と言ったのは私ではなくて、フランス人の評論家だ。どんな文章かというと、

Wayne Senior lived south - Paradise Vallay with land and views.
  He had fifty acres. He grazed steers. Hbutchered them for bar-b-que meat. The house was tri-level-redwood and stone - wide decks with wide views.

なんだ、普通だな。もっと難解な部分があったのだが失くしてしまった。

何でなくしてしまったのかというと、写真にあるように厚さ5cmの本をチャプターごとに切り離してしまったからなのだ。その最初のチャプターをどこかに失くしてしまった。いやーほんとに食えない英語だったわ。

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原作者が演出する映画に悩む

Hannibal 「ハンニバル・ライジング」である。もうとっくに小説で読んじゃったもんなぁ。まぁ追体験みたいなもんだわ。

大体のストーリーは頭に入っているから、それをなぞりながら見てしまうのだが、それが見事にはまる。

一番びっくりしたのは変名でレストランを経営している悪者の店にハンニバルが訪問するシーンだった。小説を読んで想像していたのとほとんど同じような映像で、あるしゅのデジャブのような気がした。

そんなこんなで、(あちこちはしおってはあるけど)ほんとに小説のとおりだなぁ、と思っていたら、スタッフロールにトマス・ハリスが演出者として書かれていた。もちろん原作もトマス・ハリスである。

なるほど、だから、小説のとおりの出来なのだな。実際、あの小説を彼ほど理解しているひとはいないだろうし、適役といえば適役といえるのだろう。

しかし、あえて言うと、これはつまらんのではないか。作者と別の視点から描かれた物語というものも見てみたいし、作者の発想を超えた表現というのもあっていいはずだし期待していいはずだ。

で、おそらくは欧米人のなかでは作者にしか理解できない日本文化の話はばっさり切られていて、それはつまり、作者が演出者としての立場に配慮したということなのだろうな。

というわけなので、もちろん面白い話なのだが、小説をすでに読んだ人には追体験でしかないということを納得したうえで見たほうがいいと思いますです。

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痴漢冤罪で悩む

Soreboku 私が疑われたわけじゃなくて、映画の話だ。「それでもボクはやってない」。怖い話だ。

ナニが怖いって、刑事事件の裁判では99.9%が有罪になる、という話。さらにそれは被告が有罪であることを認めているものも含んでいるからというので、被告が罪状を否認している場合には無罪になる確率が3%だということ。

そもそも、刑事事件というのは国家(検察)が個人を訴えるものであって、その訴えに対して「無罪」と断ずることは裁判官としても非常に難しいことであるらしい。

たとえ裁判の本来の目的が「無罪である人を罰から救うこと」であっても、上記のような現実のまえには裁判官の勤務評定(?)もあったりして難しいことであるらしい。「司法の独立」というのはいったいどうなっているのだ?

そんなふうに有罪率が高いものだから、弁護士もはじめから「無罪になればもうけもの」という気持ちが奥のほうにあったりすることもあるかもしれない。

たいていの刑事事件は証拠があり、アリバイがあったりなかったりするわけだが、痴漢というのは証拠がなくても逮捕できてしまう。現行犯は一般人であっても逮捕権があるのだ。

それらのことをベースにして作られた映画が、そんなに面白いわけはない。腹を抱えて笑うようなシーンは一度もないのだが、これはぜひ見ておいたほうがいいと思うよ。

さて、私はそんなことは以前から百も承知なので、通勤電車の中では常に両手をつり革にかけて、手でおかしなことをしていない、ということを常にアピールしている。だいたい、そんなに混む路線でもないので、電車で通学していた娘たちも痴漢にあった経験がないという環境ではあるのだが。

もし万一、電車の中で痴漢の疑いをかけられたら、近くにいる男性に股間を触ってもらおうと思っている。勃起しているかどうかをチェックしてもらって、証人になってもらうのだ。電車の中でそういういかがわしい気持ちになっていることがないとは言い切れないが、まず大丈夫だろう。勃起してたら、アウトだな。

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映画「デジャブ」で悩む

Dejavu 「デジャブ」は「既視感」と訳される。「アレ?この風景はいつか見たことがあるぞ?」というやつだ。これは脳が物事を記憶するときにいつの記憶であるかを閉める情報を入れそこなったためにたった今体験したことを以前に体験したことのように思ってしまうものであると説明されている。本当かどうかは知らない。

ディンゼル・ワシントン主演のこの映画はよくできた映画だと思う。究極のデジャブとはどういうものであるか、ということを突き詰めて考えて、それを実現するストーリーを作り上げたという感じだが、導入部にはGoogleEarthのアイディアから発展させたのではないかと思われるシステムが提示されるから、これはSFと言ってもいいのかもしれない。

でも、話としての破綻もなく(いや、途中のアレはちょっとナニだが)、よくできた映画脱兎思う、面白かった。

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サイバーテロに悩む

Dh4 ダイハード4.0を見てきた。4じゃなくて4.0なのが今日的。

今回の敵はサイバーテロリスト。でもご心配なく、日本ではこういうテロリストは活躍できないから。

もしも日本でこういうテロリストが暗躍するとしたら大学か官公庁だな。一般家庭からのインターネットアクセスではここまで自由にインターネットアクセスができないだろう。

逆に、外国から日本の設備に対する攻撃というのは結構ありえる話だ。

すると全然安心できないか。

ところが、日本のネットワークというのは世界標準からするとちょっとずれているので、世界的ハッカー(本当はクラッカーという)でも破壊的攻撃は難しいかも。

だいたい、サイバーテロをここまで組織的に行うのは難しい。小さないたずらをちょこちょこやるくらいはできるだろうが、全面的にシステムを乗っ取って支配するというのは、それこそそのシステムを作った人間でも難しい、と思う。

というわけなので、ブルース・ウイリス扮するところのジョン・マクレーン刑事は、サイバーにテロリストと対峙するわけではなくて、テロリストと対峙するハッカーを支援する立場になる。

例によって大活躍で、派手なドンパチの期待を裏切らない。こういうのこそ映画館の大画面で見なくちゃ。

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山おんな壁おんなに悩む

Yamakabe 下品だ。

「山おんな壁おんな」という響きから、なんだか変なドラマだなぁとは思っていたのだ。そしたらやっぱり漫画原作のドラマだ。

こんな漫画は見たこともないが、ラーメン屋のテーブルの下に積み上げられている三流漫画週刊誌にでも載っているんだろうか?

しかも、こういうドラマに伊藤美咲を使うのか?そんなのありか?

こういう企画を書いたやつの顔が見たいというか、企画書を見たいものだ。「漫画は大人気で、視聴率25%は硬い」、「男なら誰でも持っているスケベ心に訴える」とでも書いてあるんだろうか?

そう思ってフジTVの公式ページをみてみたら、やっぱりそのような話が書いてあった。

絶対みないからな。

(しかし、電車の中で「お、山おんな」とか思ってしまう私はすでに毒されている。)

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つまらなかったレンタルDVDに悩む

Gargoil_1 ツタヤの半額キャンペーンにつられてDVDを2枚借りてみたまではいいが、見始めるとつまらなくて、2倍速で見てしまう(洋画なので2倍速なら字幕は読める)。なので、半額で借りたDVDを半分の時間で見ることができて、これは合理的(なのか?)。

なにを借りたかというと、ビンセント・ギャロの「ガーゴイル」とスペイン映画の「カット!」。

ガーゴイルは実を言うと前にも見たことがあったのだったということを途中で思い出した。これは芸術映画らしい。難しいのだ。映像もタメが多いので、2倍速で見るとちょうどいい。

Cut 「カット!」のほうは「世にも奇妙な一族」という語呂の悪いサブタイトルが付いている。確かに奇妙な一族(「家族」といっていないところがミソ)で、予告編では近親相姦ありの、父親の娘に対するセクハラだの(あったかな?)、兄弟で奥さんを共有するだの「奇妙」な行動が紹介されている。

その「奇妙」の原因が映画のわりと早いタイミングで暴露されてしまうのがまたすごいというか、スペイン人のやることはわからないっていうか。

で、それが暴露されても、まだ面白いことは面白いっていう場面がいくつかあって、そういえばまぁ面白かったんだなぁ。

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漫画原作のTVドラマに悩む

さすがに日本は漫画の国だわ。漫画が原作のTVドラマが増えること増えること。

そういうのがきっとTV局の企画会議で通りやすいんだろうな。「人気出るのは確実です!」、「数字が取れます!」ってなもんで。

しかしそういう番組を見ているうちに、なんだか「あ、これは漫画原作だな」とわかるようになってきた。なんでだろうなぁ?

たぶん、プロデューサーだかディレクターだかがその漫画を面白いと思った部分が強調されることによって、そのプロデューサーのセンスの安易さが垣間見えるのだと思う。つまり、漫画で面白いと思ったシーンとかギャグとかをそのままTVに持ち込むので、なんだか違和感があるわけだ。

こんなふうにして、TVドラマが変質していって、視聴者はそれに慣らされていくのだろうか?

いや、視聴者もきっとそのうちそういうものに対して「NO!」というと思うよ。簡単に言うと飽きるのだと思う。

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玉蘭に悩む

Gyokuran 桐野夏生の玉蘭がTVドラマ化されるというので見た。

主役に常盤貴子、助演として浅野温子、筒井道隆、長島一茂。長島を使ったのは冒険だったのだと思うがそれほどのアラも出ず、なんとか無難にこなしたか。

小説を先に読んでいたので、うむうむと小説の追体験のようにして見ていたのだが、これしか見ていない人にはどう写るんだろうか? ファンタジーの中にも桐野らしいキツい部分があって、ただのほんわかファンタジーではない。

現在と過去とが交錯する複雑な構成の小説なのだが、うまくまとめていたように思う。一部ばっさり削った部分もあるようだがそれはしょうがない。こってり焼き上げれば2時間ではとても入らないドラマだ。2時間枠2回になるのかと思ったがコンパクトによくまとめたものだと思う。

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「魂萌え!」に悩む

Tamamoe

ここ数ヶ月は桐野夏生にハマり続けだ。10冊以上読んでると思うなぁ。で、12月に入って「魂萌え!」を読み始めたのだが、これがまた例によってきっつい話で途中で読めなくなってしまった。文庫本上巻の100ページを越えたあたりだ。

ビデオや映画だったら、きっつい場面でもそれなりに耐えていれば話は進んでいくのだが、本は読まないことには先へ進めない。こんなことはそうそうあるものではないんだが、前にも一度あったかな。前は飛ばし飛ばし読んだのだった。

今回はそうやって読めなくなってしまったので、ちょっと逃避的に時代小説なんかを読んでみたのであったのだった。それも導入部にちょっと残酷シーンがあってめげつつも何とかがんばったのだが。

で、その逃避的読書(そもそも読書というのは現実逃避なのだという指摘もある)からまた「魂萌え!」に戻ってきて、つらい数ページを読み通し、なんとか普通にペースに戻ってきたところだ。

「魂萌え!」はTVドラマになっていたのは知っていたが、ぜんぜん見ていなかったのでどんな話なのかは知らない。でも今度風吹ジュン主演で映画になるらしい。これもきっときっつい映画になるだろうな。

と思ったら映画はもうできていて、東京国際映画祭に出展したとか。1月末に封切りらしい。

http://www.tamamoe.com/

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ウエンツ君の将来について悩む

Gegege640 意外ににあってるからいいのか?
ほんとにいいのか?

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B級ビデオで悩む

SIN-CITYという映画をDVDで見た。

ブルース・ウイリスのやくざっぽい映画だと思ってたんだが、そういえばそんなアメコミがあったんだった。

アメコミってバカだなぁ。なんか、昔風の西部劇みたいな「男の美学」みたいなものを残しつつ、正義感もありーの長い物には巻かれてみようとかもあったり。バイオレンスにエログロも。銃で撃たれて車に二度跳ねられたら普通死ぬだろう。

ラストはちょっとびっくり。というか、そういうふうにしか結末付けられなかったのかよ!?

見終わってから知ったのだが、タランティーノがプロデュースなのかな。そうと知ってたら見るんじゃなかった。こいつは日本のアニメファンかと思ってたらやっぱりアメリカ人でアメコミ好きらしい。From Dark till Dawn見て嫌になったが、もういくらB級でもタランティーノは見ないぞ。

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死のサハラを脱出しろ、ってか?

Sahara20060507 クライブ・カッスラーの「ダークピット」シリーズっていう冒険小説があるわけですよ。

「QD弾頭を回収せよ」とか「氷山を狙え」とか「タイタニックを引き揚げろ」とか「マンハッタン特急を探せ」とか、なんでいちいち命令形なの? とか思いながらもひところにはけっこう気に入ってよく読んでたんですが。

その主人公がダーク・ピットというわけで、こいつはNUMAという(National Under Marine Associationだったかな?)海洋調査機構の調査員なんだが、実は父親が上院議員だったりして時にはその父親の助けもあったりしていろんな課題を解決している、みたいな?

で、趣味がクラシックカーの収集だったりもして、はぁ、そうですか。

このシリーズはそれこそ文庫本になるのを待ちかねて買っては読んでいたのだが、いつからか読まなくなってしまった。たぶん上院議員がどうとか、公聴会で証言とかなんかそういう大げさなストーリーがいかにもハリウッド狙いみたいでいやになってしまったんだと思う。

ところが、これがついにハリウッド映画になってしまった。映画化されたのは昨年(2005年4月)で、日本でも6月には公開されたらしいがそんなことはぜんぜん知らなかったなぁ。

たまたまツタヤで見つけて「ダーク・ピット」ということで借りてみたんですが、これは面白かった。映画館で見ても楽しめただろうと思う。テンポが速くて、何度か巻き戻して見たりもしたけど。

一番気に入ったのが、ピットと相棒が砂漠から脱出するのに使った乗り物で、これが写真のとおり、墜落した飛行機の残骸で作った陸上ヨットだ。これは1~2分のショットなのだが、もっと長く見せてほしかった。

話は破天荒というか引田天功というか、「ありえねー」という話から始まって、やはりありえなくハッピーエンド終わるというハリウッド映画の王道だから安心して口開けてみていればよい。

だいたい、カッスラーの話は、話の源となる昔の話から始まって、そこから現代にカットバック(というのだろうか?)するというわかりやすいつくりになっていてこの映画もそのとおりになっている。

トム・クルーズと分かれたペネロペが次のお相手に選んだ俳優と競演している(実はこの映画で知り合ったんだそうだが)という点でも興味ある人がいるかもね。

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ちびまるこ実写版

Maruko20060505 もう二週間ほど前になるが(4月18日)、フジTV系で「ちびまるこ」の実写版を放映していた。

おもしろそうだったので録画しておいたが、これがとてもよかった。家族も何回も見ているし、直接DVDに焼いたので、しばらく子供の友達のところを回って帰ってこなかったくらいだ。

というわけで、今ごろになって書いているのは、そのDVDからこの絵をキャプチャしたかったからなのだった。

子役がみんな上手だった。主役のまるちゃんも年齢がよく分からないのだが、うまい演技を見せている。この子あっての企画なので、またやってほしいな。

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Deep Blueは予告編だった

Planetblue20060422 DEEP Blueの余りフィルムをまた発売しているらしいということはどこかのWEBで見ていた。で、またまたツタヤの「なんでも半額キャンペーン」というので一挙に全シリーズ8枚を借りてみたのだが、これはすごいわ。

つまり、こちらの方が実は本編で、DEEP BLUEってのはこれの予告編だったってことなのだろう。

じゃぁ、いくらで売られているんだろうと思って調べてみるとアマゾンで約7000円だ。あれ?しかし待てよ? リージョン1じゃないか。しかもDVD4枚ってことはレンタル用には小分けしているってことだな? 道理で短いと思った。それぞれ48分だったものなぁ。

リージョン1でも見れなくはないんだけど、まぁ見送りかな。

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SAYURI

Zz SAYURIを見てきました。

スピルバーグには他にも日本を描いた「太陽の帝国」という映画があって、私はこの映画が好きだ。本当に日本のことを分かっているのか? という点で100点はあげられない気はするが、わからないことは分からないままにしていて断定を避けているあたりに好感を持っている。

SAYURIも日本の描き方として賛否両論あるようで、たしかに100%賛成できるというわけじゃないんだけれども、すくなとも80%くらいは同意できるものであるし、外国からの視点というのは我々には計り知ることの出来ないものなのだから、まぁそういう見方もあるのか、と容認する(というあたりが日本的)という感じ。

SAYURIはいい話だと思う。詳細は書かないけれども、だいたい芸者のことなんて我々でもよく知らないわけだから、「こうなのだ」と言われると「へぇ、そうなのか」と思ってしまうということかもしれない。「水揚げ」とか「身請け」という言葉は知っていても、実際のことなんて知らないわけだし。

で、昨年っていうか、昨々年かな? ラスト・サムライで日本の男が描かれ、今回はSAYURIで日本の女性が描かれたわけだが、これだけ見て日本を分かったような気になる人たちがけっこういるのがアメリカという国で、新しい理解とおそらく新しい誤解が生まれるのではないだろうか。

混乱のもとはおそらく、ラストサムライの小雪とSAYURIの役所だ、ともに描かれるのと反対側のジェンダーを演じている。そういう彼らの行動がきっと外国人には不思議に写ると思うのだが、」その説明が不足しているように思う。あるいは必要がないと思っているのか、それとも説明することをあきらめているのか。そういうミステリアスな部分を残しておくのが将来のマーケットとして望ましいということなのかもしれない。

チャン・ツィイーってZhang Ziyi と書くらしい。スタッフロールには英語ふうにZiyi Zhangとクレジットされていた。

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EPGが変った

Epg20050910 EPG(電子版TVガイド)が9月1日から変ってたんだそうだ。

おかしいとは思っていた。9月3日にHDD録画予約したものが一部録画されていなくて、家族から私の操作ミスとして厳しい指摘を受けたのだった。

しかしいろいろと調べてみると、9月1日のEPG改変によって「今までひとつの番組として扱ってきたものが二つに別れることがあります」ということだ。これが原因で私は糾弾されることになったのだぞ。

改変の目的やその成果についてはこちらに詳しい。それらの目的は達成されたのだろうが、副次的な影響が出ることをちゃんと知らせてくれないと困るなぁ。

この改変のおかげで録画に(部分的とは言え)失敗した人は多いと思うぞ。

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ハイビジョンは綺麗にはならない?

Hv20050906 地上波デジタルTVがコピーワンスなのがけしからん、ということを前に書いたように思うが、先月だったか新聞記事でこれが緩和されることになったと報じられていた。

また、TV番組をIPネットワークで放送することにも前向きに取り組むらしい。ともによい方向である。どういう記事だったのだったか忘れてしまったのがチョット残念だが。

しかし、地上波デジタルTVの問題はこれだけではないようだ。詳しいことはこのサイト(リンク)wをご参照いただきたいのだが、つまり、なんでハイビジョンにしなくてはいけないのか、ということが指摘されている。

日本国中に出回っている1億台のTVは大型TVばかりではない。病院や学校や子供部屋などには小さいのが取り柄のTVも必要なのだ。一律にハイビジョン(正確にはHDTVという)にしちゃっていいのか? ということも問われているのだ。

で、HDTVなら画質が綺麗になるからまぁそれはいいのかな、などとも思ったりしていたのだが、どうもそうでもないようなのだ。

これも詳しいことはこの記事(リンク)を見ていただきたいのだが、つまり、HDTVといってもいろいろな機器があって、その規格がそろっていないために、編集作業で録画再生を繰り返すごとに画質が劣化していくというのだ。これは主に録画再生を行う機器がいけないのだが、シェアで業界を二分するSONYもPanasonicもちゃんとしたHDTVを劣化なく録画再生することができないのだという。

もともとハイビジョンというのはNHKがアナログの世界で開発した技術を、そのままではもったいないと思ったのか、地上波デジタルに返り咲かせたものだ。開発した技術がお蔵入りになるのは心苦しいものだが、中途半端な形でなく、ちゃんとした形で返り咲かせたいものだ。

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尼僧物語

Niso20050903 学生のころ、深夜のTVで途中から見たにもかかわらず、なぜか心に残ったのが映画「尼僧物語」である。オードリー・ヘプバーンが綺麗だとか言う話ではなくて、なにかしら感銘を受けたのだったが、それが一体何であるのかよく思い出せないまま現在に至っているので、なんとかもう一度最初から見てみたいものだと思っていた。

ツタヤなんかでも検索してみたりして、あることはわかっているのが見つけられないということが続いていたのだったが、先日やっと衛星放送(NHKだ!?)で放映されたので録画して見ることができた。

どうやら見逃していたらしい前半部分もいろいろなエピソードがあって、なるほどそういうフリがあったのか、とか思いながら見ていたら案外あっけなく終わってしまって、はて学生時代の自分は一体どこで感銘を受けたのだろうか?と。

思うにそのころの私は理屈と感性との折り合いをつけるということに敏感であったので、宗教的戒律と、自分のココロとの間で揺れるヘプバーーンに心打たれたのだったのだろうか。

最近まで身近に「あたしはもと尼僧だったのよ、修道院にいたのよ」とおっしゃる方がいて、「へぇ、そうですかい」くらいの扱いだったのだが、この映画の話をした記憶はないなぁ。この映画の話をすればきっと盛り上がったはずだ。

そういえば高校の同窓でも修道院に入った人がいた。この人は「もと」じゃなくて、今もそのままのはずだ。高校時代にはテニスをやっていたひとだったが、一体何が彼女をそうさせたのだろうか?

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スカイキャプテン

Skycaptainjpg 8月には毎週の週末にツタヤから半額キャンペーンメールが届いて、さすがにそんなにまで見たいものもないので、放っておいたりしたのだが、先週はたまたまぶらっと寄ってみてDVDを探してみたりしたわけだ。

でも、これといって見たいものもなく棚を見ていくとなにかのランキングがあって、その一位に』ランクされていたDVDが一枚だけ残っていた。こういう状況には弱いんだなぁ。なんのランキングだったかは今も思い出せない。

そのDVDが「スカイキャプテン」だったわけだ。ジュード・ロウとなんとかパトロウ、アンジェリーナ・ジョりーという顔ぶれだったので、そんなにおかしな映画でもないだろうと思って借りてみたのだ。

こういうのを「レトロ・フィーチャー」というらしい。時代設定は1939年で、その当時にしてはたいしたSFということになるだろう。手塚治虫の若い頃の作品だと言われたら、私は信じるね。

内容としては、深みはないものの面白かった。まず、ヒコーキが出てくれば私は大満足なので、そのヒコーキがドッグファイトまでしてくれたら感涙ものだ。たとえその機種が駄作と言われたカーチスP40ウォアホークであって、「そんな空中戦ありえねー」と思っても許しちゃうね。

インタビューによると監督は黒沢明に影響を受け、日本のアニメを崇拝しているらしい。手塚治虫の名前が聞かれるかと思ったが、それはなかった。

というわけでまた一本、マンガから発祥する(したように見えなくもない)映画に認定いたしました。

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亡国のイージス

Egis20050731 このタイトルを見たときには、イージスが国を滅ぼすのかと思った。

でもそうじゃなくて、日本という国はすでに亡国(死んだ国)であって、その国に属するイージス艦という意味のタイトルなのであった。

この日本という国を、「国としての形を成していない」と言い切るのはちょっとどうかと思うし、作者の思惑がどうなのかは知らないが、むしろ民族主義的な風潮へ走ってしまう方向へ働くような映画のような気がするのだが。

で、見てきて思ったのは、エンタテインメントとしてはおもしろかった、ってことか。

でも、なんだかぜんたいの編集をハリウッドに任せたとかいうのが気になっていて、導入部なんかまるで予告編のような作りが気になった。内容の編集でもいろいろとうなずけないところがある。あの人物(ネタバレ防止のため、特定することはしない)はいったいなにしに出てきたのだ? というのがあったり、編集が乱暴でツメが甘いような気がした。

調べてみると、その意味不明の人物はマンガのほうではキャラが立ってたらしい。よく知らないんだけど。

原作は小説なのだが、映画化よりも先にマンガになって、それから映画になる。たしかに日本はマンガの国だが、ちょっとそれに頼りすぎなような気もする。この話もてっきり「かわぐちかいじ」原作かと思ったくらいだ。

ここに掲げた写真もいかにも「かわぐちかいじ」ふうなカットだな。

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ミリオンダラー・ベイビー

ミリオンダラー・ベイビーを映画館で見てきたが、これは家族と宗教を扱って、ブッシュに対してコメントを求めている映画だと思った。

で、見られた方はそのなかでガッツ石松ネタが使われていることにお気づきであろうか。

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悪いやつでも恋をする

Jack20050630 ジャック・ニコルソンの映画を立て続けに2本、DVDで見た。「恋愛適齢期」と「恋愛小説家」。どちらもおもしろかった。

だいたい、ジャック・ニコルソンのラブストーリーってのがミスマッチでおもしろいんだなぁ、などと考えているうちに「悪いやつでも恋をする」というフレーズが浮かんだ。

このフレーズから膨らませて歌にできないかと思ったが、私の力では難しいようだ。だいたい「悪いやつ」の定義とか考え込んでしまう時点ですでに終わってるかも。

悪いやつってのは結局自分のことしか考えないやつのことで、そういうやつが恋愛するかな? しないんじゃないかな? ってことは恋をするやつに悪人はいないのか?

そんなに簡単なものでもないだろうと思うのだが、まぁ歌にするにはちょっとテーマが重すぎるのかも。

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DEEP BLUEに溺れる

Deepblue20050529 映画の宣伝を見たときからきっとDeep BlueのDVDを買おうと心に決めていた。HMVでDVDの予約が始まったのを見つけたのですぐに予約した。で27日が発売日だった。

Deep Blueは期待を裏切らない出来で、さらに特典としてついてくる2枚目のDVD(3時間収録)とブックレット(60P)がなかなかの出来です。

Deep Blueの内容についてはたぶんあちこちで吹聴されることだろうから割愛して、特典DVDのほうの話をしてみようと思う。

特典DVDにはメイキング映像とインタビュー、さらに監督の解説付き映像(全部のチャプターではない)が収録されている、これらの合計が3時間ということなのだが、インタビューはどれもメイキングの方で見たもののような気がする。

メイキングとか解説を見て、この作品のできた経過というものがかなり分かった気がする。メイキングでは監督が二人とプロデューサーや制作、総指揮などいろんな役職のひとがでてきて不思議だったのだが、これはこの作品の出自に大きくかかわっている。

まず、この作品の多くの部分はBBCのTV番組として放映されたものであるらしい。有名な「アザラシの子供をシャチが襲うシーン」もTVでいったん放映されたものを再度撮影し直したものだということだ。

ナレーターもTVシリーズのひととは「TVのイメージが強すぎるのであえて変えた」ということだった。

そのTVシリーズを映画化しようというアイディアはドイツのグリーンメディアという会社がBBCに提案したらしい。

当時はまだこういうドキュメンタリータッチの映画が成功するとは考えられていなくて、「一時間半も魚が泳ぐのをみる奴なんているもんか」というのが第一印象だったということを制作幹部が語っている。

一方、こういう「動物の生態」映画には先駆者がいた。渡り鳥の生態を描いた「WATARIDORI」と虫の世界を描いた「ミクロコスモス」である。この二つの映画によってこういうタイプの映画の市場性が確認され、また映画制作の手法もこれらの映画からたくさん学んだと言っていたのはBBC側のひとだっただろうか。

どんな手法を学んだのかというと、「必要以上に説明的にはしない」「音楽とのコラボレーション」「残酷なシーンも容赦なく入れる」「環境破壊を強くアピールしない(暗喩にとどめる)」「時間は90分」などだろうか。

てなことを読んだりすると、やはりその二つ「WATARIDORI」と「ミクロコスモス」を見たくなるじゃないか。で、早速今日それらのDVDを借りてきた。「WATARIDORI」って、そういえば撮影に使うヒナを卵から育てて人間になれさせ、超小型軽量飛行機で一緒に飛んで撮影したというやつではないか。これは見たいと思っていたのだった。

「WATARIDORI」もたしかに見ごたえのある映画だった。これもメイキングを見たくなるなぁ。DVD買わないと見れないんだろうなぁ。

「ミクロコスモス」は家族から「一人で見てね」と言われてしまった。あとでまたゆっくりと見よう。

ところで、HMVでDeep Blueと一緒に宣伝していたTALBOT(Dolphin and Orca)っていうのもこれはぜひ買いたいところ。Deep Blueに比べるとイルカとシャチに偏執狂的にこだわって撮影された画像が30分つまっているのだ。

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ハウルの動く城

Haul20050322 タダ券があったので見てきました。子供向けとしてはいいのかもしれないけど、大人としてはいろいろと引っかかるところがあってあんまり楽しめなかったなぁ。

なにがかっていうと、ディテールにいろいろこだわりがあるんだけどもそれが伏線として活かされていない。例えば魔法によって老婆にされてしまった少女が時々元に戻るんだけど、これに対するツッコミがない。顔も少女と老婆の中間になったりするんだけど、それがなぜなのか、どういうときにそうなるのかと言う説明が全くない。

ひょっとしたら、老婆に恋心が芽生えたときに若返るというふうになっていたのかもしれないのだが、それを確かめるシーケンスもないのでなんとも歯がゆい。

そういうものを求めるのがそもそも大人のよくないところだ、って言うんならそれでもいいんだけど。「ハウルの秘密」を発見(のだろうな?)したのもなんだかはっきりしなくて、そこがカタルシスじゃないのか?

まぁ、ファンタジーなんだから、絵が綺麗だからそれでいいんじゃないの、というのもアリだろうけどなぁ。

とか思っていたら、この話は原作があってそれを元に作られたものだということだった。それなら納得かも。原作を読んでから見ればもっと楽しめたのかもしれない。でもそれにしても脚本がよくないんじゃないかなぁ。もっと完成度の高い脚本ができたと思うぞ。

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「24」をあきらめる

Bauer 「24(トゥエンティ・フォー)」は米国製TVドラマである。まるまる1日24時間の出来事を1時間ドラマ24回でリアルタイムに放映する。2時間分がDVD1枚になっていて、24時間分である12枚で完結するわけだ。

昨年の末に最初のシーズン1をみて、2月ごろにシーズン2(別の24時間分)を見、このあいだからシーズン3を見始めたのだが、これがもう見てられなくて、ついに見るのをあきらめた、という話。

北米の方ではもうシーズン4を放映してるらしいけどね。

なにしろ、どんでん返しにつぐどんでん返しで息つく暇もないのだ。10分ごとに「ぇぇえええええ!?」ということになって、意外な展開の連続だ。シーズン1ではそのテンポにまんまとはまってしまってすっかりハマってしまったわけだが、さすがにシーズン3になるとそれに辟易するようになってきた。

例えばショーン・コネリーとニコラズ・ケイジの「Rocks」が好きなひとだったらきっとはまるだろう。サスペンスとバイオレンスのぎっしり詰まったおもちゃ箱だ。

思えば、冬ソナに端を発する韓国ドラマブームになにか共通するものがあるんじゃないかと思う。極端な「意外な展開」の連続っていうのはドラマ業界としてはおかしな状況なんではないだろうか。これはきっと例のアルカイダによる9/11の影響がきっとあるのだと思う。やっぱり9/11は世相に大きな傷跡を残しているのだ。

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TVが壊れた!?

Tvcolor20050213 2月9日の夕方、仕事も終わりに近づいている頃、突然ケータイに家人よりメール。「TVが壊れた」とのこと、画面の真ん中から青い丸が、とか言っている。つまり同心円状に色ズレが発生しているらしい。

カラーTVというのは案外に繊細なもので、地磁気の影響などで簡単に色ズレを起こす。近くにおかれた磁気装置の残留磁気でもそういう色ズレが起こるので、TVには自動的にそういう残留磁気をクリアする機構を持っている。それを「消磁装置」という。手動で消磁できるスイッチがついているのもあるので、マニュアルを見てもらったがそういうものはついていないらしい。

家に帰ってみると、たしかに色ズレだ。画面の中心から同心円状に青、緑、赤という順に色ズレを起こしている。試しに電源を切って入れ直してみると、いつもは「ブィン」とうなる消磁装置が全く働いていないようだ。

消磁装置自体は簡単な