カテゴリー「音楽」の404件の記事

2017年9月18日 (月)

マイルス・デイビスで悩む

CDを買うならもうアマゾンとかの通販か、あるいは演奏者から直接購入ということになってしまっていて、CDショップで買うということは本当に少なくなった。それでもたまに発見があったりするので、時間が余った時には覗くようにしているのだが、そもそも店内のJAZZのコーナー自体が小さくなってるしねぇ。

そんなある日、あるCD店のJAZZコーナーを呆然と眺めていると、人の気配がした。若い女性がJAZZの棚を眺めているのだが、マイルスのコーナーから(私には)見慣れた「Bitches Blew」のCDを引っ張り出して眺めている。

この写真はLPだけどね。

Bitchesblews
マイルス・デイビスの名前は知っているのだろうが、「Bitches Blew」は知らないらしい。むしろジャケットの図柄に興味があるようだ。

思い切って声をかけてみる。

「それ、聞いたことないんですか?」
「え?」
「マイルスはご存知なんですよね?」
「え?はぁ。はい。」

「マイルスに興味があって、このCDを聴いたことがないというのは、とてももったいない」
「はぁ。」
「私が1000円出しますから、ぜひこのCDを買ってください。」
「え?、いやそれは…」
「無条件です。あ、いや、このCDを買うのが条件です。」
「え~~?困りますぅ。」
「困ることないですよ。これ、いくらなのか知らないけどお得だと思いますよ。2枚組だし。」
「え、そうなんですか?」

・・・とまぁ、妄想も想像力に限界が来たのでこのくらいでやめておくが、一世を風靡したこのアルバムも、もう忘れ去られようとしているのだろうなぁ。ちなみにアマゾンで値段を調べてみると1500円くらいで売られていることもあるらしいから、1000円は出し過ぎかも。でも500円じゃけち臭いしなぁ。

実をいうと、マイルス・デイビスは嫌いだった。音を聞く前に「ジャズの帝王」というタイトルに拒否反応を示していたのだったと思う。

そんな「聴かず嫌い」を吹っ飛ばしたのがアルバム「Four and More」だった。

Fourmorwこのアルバムはウェイン・ショーターが加入する黄金クインテットの一歩手前のメンバーで構成されていて、ショーターの代わりにジョージ・コールマンがテナーサックスで入っている。

私はわりとこのコールマンの演奏が好きなのだが、マイルスは気に入らなかったようで、即興性を至上課題とするマイルスに対してコールマンは事前にフレージングの練習をしているところをマイルスにとがめられて馘になった、という話を聞いている。

マイルスとコールマンを支えるリズムセクションは、ハービー・ハンコックのピアノ、ロン・カーターのベース、そして私を吹っ飛ばしたアンソニー・ウィリアムズのドラムだ。

しかし、周辺情報を集めてみると、このアルバムは別のアルバムを作った残りの音源で作られたものだという。のアルバムは要するにマイルスのカーネギーホール・ライブで、「My Funny Valentine」という。

Myfunnyvalentineもちろんこちらも同じメンバーで、このアルバムに入りきらなかった「Four」とかその他の曲を集めて作られたのが「'Four' and More」なわけだ。

これはさすがにいい出来のアルバムで、私の好きなアルバムのベストスリーに入る。余りものでできた「'Four' and More」に吹っ飛ばされるくらいの私だから、ご本家に文句なのあろうはずもない。

ひところはこれら2枚ばっかり聞いていた時代もあったなぁ、と思いつつも当時は今ほど情報があふれていたわけでもないので、「My Funny」にたどり着くのにも半年くらいはかかったんじゃなかったかな。

Sevensteptoheaven
さらに何年かかかって、「Seven Steps To Heaven」にたどり着く。

まぁ、マイルスばっかり追いかけていたわけでもないのだけれども、時代的には「My Funny」の前ということで、メンバー的にはピアノがビクター・フェルドマン、ドラムがフランク・バトラーだったかな。

あ、ハンコックとアンソニーが入っている曲もあるんだった。

実はこのアルバムに収録されている「Basin Street Blues」を最近聞いたのがきっかけでこの投稿を書き始めた、という次第。

Biches Blewの値段を調べていたら、「Bitches Blew40周年記念CD4枚組BOX」というのを見つけてしまった。ボーナストラックがたっぷりなんだが、一度はボツになったってことだからなぁ。

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2017年9月 3日 (日)

ヒノテル・ビンタ事件に悩む

ビンタは当たってなかったらしい。

「セッション」という映画があって、その中でちょうどそんなシーンがある。ラストシーンじゃなかったかな。ドラマーがコンサートをぶち壊すのだ。Blogに書いた気がしていたが見つけられなかった。この映画については「音楽系スポコン映画」というイメージを持っている。

Session_drummer

ビンタされた少年はその映画を見て何かを誤解したんじゃないかと思う。

じゃぁ、ヒノテルはどうすればよかったのか、というと、スティック取り上げても素手でドラム叩くんだから、電気楽器なら電源落とすとかケーブル抜くとかできるんだけれども、ドラムだからねぇ。スティック取り上げても叩き続けるのだから、これはもう襟髪掴んで引き離すしかないだろう。

平手打ちしようとしてのけぞってドラムから離すことができたのなら、それは成功だろう。ビンタが当たらなかったのはよかったんじゃないかな。かすったりはしたのかもしれないけど。

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2017年8月22日 (火)

Girlの決めどころで悩む

ビートルズが一世を風靡してもう50年になるんだなぁ。ビートルズの曲ではどの曲が好きですか? 私はミシェルとかイエスタディとかAnd I Love Herとかが演奏しやすくて好きっていうか。
しかし、本当に好きなのは実をいうとこの「Girl」だったりする。この曲はYoutubeではカバーしている人も少なくはないが、ジャズ系のアルバムなんかではあまりカバーされていないように思う。曲の構成があんまりジャズ向きではないんだろうなぁ。

曲中の「Gir~l」という部分がどうなっているのかというと、すごく単純な作りでIのコードを付けているだけ。キーCmの譜面だとこんな感じになる。

Girl

というわけで、特に悩んでいるわけでもないのでまたタイトルに苦労することになるんだな。

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2017年8月20日 (日)

阿波踊りで悩む

阿波踊りというのは昔から知っている。生で見たことはないけれども、あれでしょ「えらいやっちゃえらいやっちゃ、よいよいよいよいよい。踊る阿呆ぅに見る阿呆ぅ。同じ阿保なら踊らにゃs損々。」「ちゃんかちゃんかちゃんかちゃんかちゃんかちゃんか。」いや、最後の奴だけでよかったんだけど。ま、はっきり言ってバカにしていたわけだ。

しかし、Youtubeでこんなのを見つけた。これはなかなかいいぞ。最初の女踊りのたおやかさというのか、いい感じのスイング感だ。男踊りも自由度がありながらも統一感がある。


さらにこんなのを見つけてしまう。女性による男踊りだ。これは鯔背(いなせ)っていうんだろうか。かなりかっこいいじゃないか。何だかもうアイドルなんてメじゃないねって感じ。この娘たちは地元じゃアイドルなんじゃないかな?

阿波踊りの教則ビデオなんてのはないかな?と探してみたら、こんなのがあって、「足をみ~ぎ、ひだ~り、ではい終わり。」という簡単な説明で「手を挙げて、足を運べば阿波踊り」ってそんなものなのか、おい?


女踊りも「膝を閉める」というところが違うくらいでにたようなものだ。だから、あの手の微妙な動きとか団扇の振りっていうのは振付なのかアドリブなのか、男踊りのあの自由さを見るとアドリブみたいだけれども、アドリブの中にも何かコツというか、伝統的な何かがあるようだ。

一方こちらは東京・高円寺の阿波踊りで、こちらはなんだかちょっとビート感が本場徳島とは違っている感がある。高円寺の方がモダンというか自由度が高いというか、伝統を受け取りそこなっているというか。


で、この「ちゃんかちゃんか」なんだけれども、どうも三連符っぽいんだが、高円寺のビートが三連符に近いようで、徳島のは三連符ともちょっと違うのではないか、とか思ったり。

というわけで、高円寺の阿波踊りは何と来週の土曜日曜なんだそうで、これはちょっと行ってみようかな?でも駐車場はないだろうしなぁ。電車で行くのもいいけど、帰りがなぁ。ということで悩んでいるところ。


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2017年8月13日 (日)

ラジオのように悩む

CDとかLPレコードを整理していると、思わぬ古顔に出会ったりする。Brigitte Fontaine:Comme a la radio;「ブリジット・フォンテーヌ:ラジオのように」というこのアルバムを、私はCDで持っているのだが、LPでも持っていたのだはなかっただろうか。

このアルバムは衝撃的だった。分類としてはジャズボーカルということになるのだろうが、私はもともとバックを支えるAECM(Art Ensemble of Chicago Music)というフリージャズグループに興味があってこのアルバムを買ったのだった。

今では、そのアルバムの全曲をYoutubeで聞くことができる。今や伝説のアルバムなのかもしれない。


ブリジット・フォンテーヌというこの女性は女優だったり詩人だったりとかいうひとで、専門の歌手というわけではなかったらしい。曲の中には「tanka」とかいうのがあって、これは日本の短歌のことらしいがいったいどういうふうに理解してそういうタイトルをつけたのかはよくわからない。

Radiolike そもそも歌詞が全部フランス語なので、内容はCDに同梱されていた和訳を読まないと分からないのだが、フランス語に詳しい友人に聞かせたところ「他人の夢をのぞき見しているような感じだ」ということだった。まぁフランス語がわからなくてもそういう感じはわかる。

昔、あるネットワークでRadioがどうのこうのというハンドルを使っていたことがあった。今思えばそのルーツはこのアルバムにあったのだったと思う。

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2017年7月16日 (日)

炎天下のストリートライブに悩む

Pickstozka2017_2昨日は暑かった。その炎天下にストリートライブをやってきましたよ。

元々は最寄り駅の駅前でやるはずだったのだが、住民から苦情が出たとかで急きょ隣駅での開催となったのだった。

内容は、まぁまぁかな。まぁ内容はいいとして、やはりPAがいまいちっていうか、よくなかったようだった。何をやっても聞こえなかったらしょうがないよね。私の位置では音響的にもまったく問題なかったのだが。

音響としては写真で足元に見えるようにループステーションRC3を置いてこれを小さなアンプ(とは言っても15W)につなぎ、そのアンプの音をPAのマイクで拾ってもらう。それとは別のマイクで生ギターの音を拾ってもらう。さらにもう一本手持ちマイクをハーモニカの音と、MCに使うという構成。

音響的には生ギターというのがやはり問題だった。エレガットを使えばよかったのだが、今回はコンセプトとして「オヤジの休日・カジュアルジャズ」ということを考えていたので、そこらに転がっているギターでジャズやってます、という感じを出したかった。私のエレガットでは誤解を恐れずに言えばカッコ良すぎるのだ。

足台を使っているが、これにはふつう左足を乗せる。でも私は普通じゃないので右足を乗せている。左足を乗せてクラシックギタリストみたいにネックを高く上げて練習してみたが、ミスが多くてダメだった。かと言って右足を上げないとかなり弾きにくいのでこういうスタイルになっている。

このライブは区役所の主催で8組が30分ずつ演奏する。私の出番は前半だったので朝10jに集合して設営のお手伝いなどをしていた。前半4組は私以外全部女性でそれぞれ一人ずつで演奏する。

Achan240 こちらのa-chanとおっしゃる方はこういうスタイルで自作曲の弾き語り。ここのライブが終わると代々木へ移動してまたそこでライブをやるという。「マイクないんで地声なんですよね」ということだが、ピアノをつなぐアンプがあるはずだろうになぁ。

Sayakana240

こちらは紗矢佳奈さんとおっしゃる方で、やはりオリジナル曲の弾き語り。でも「Just Two of Us」のカバーもやっていた。

精力的にライブとCD販売をやっていて、それで生計を立てておられるらしい。ショッピングセンターなどに営業をかけるとか。

おばあさんが奄美大島ということだったが、そういえば沖縄系の細いがよく通る声で、ファンもついているようだったが、逆にオタクっぽいファンには悩まされているらしい。今回もお母さんが付き添いっていうのかまさに保護者として参観しておられた。


Hiroko240 こちらはhirokoさん。オケをバックにベースを弾くというスタイル。歌は歌わない。曲は自作曲とかアニメ曲とか。

オケはどうしているのかな?と聞いてみたら、iPodで鳴らしているらしい。どうやって作っているのかは聞かなかった。
ここで、あとのお二人は日陰で演奏しておられることにお気づきだろうか? 実は私が演奏している最中に、さすがに私の汗が尋常でないことに気づいたか、演奏者の上にテントが張られたのだった。「オヤジの休日」には何をしてもいいと思っているらしくて、私の曲間には発電機の燃料補給などで待たされて、7曲やるつもりが5曲しかできなかったじゃないか。

そういえば、10年以上前にもストリートライブをやったのだった。あの頃はまだギターを1本しか持っていなかったんだったなぁ。  

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2017年7月 8日 (土)

レコードプレーヤで悩む

部屋の模様替えに関連して、TV台が新しくなった。たくさんあったビデオテープを捨てたのでスペースができたというか、作ったというか。で、カセットデッキも置かないことにした。カセットテープを聞くことが必要になったら、小さなカセットプレーヤで聞くことになる。どうしてもというなら、オーディオシステムに接続することもできなくはない。

そういう割り切りのもとにTV台を再構築していくわけだが、ひょっとしたらもうレコードプレーヤは置けないかもしれないな、とうっすら思ってはいた。そうすると、あのレコードたちも行き場を失って路頭に迷うのかもなぁ、と思ったりもしていたのだった。

しかし、冷静に寸法を測ってみると、ぎりぎりでレコードプレーヤを置くことができることに気づいてしまった。これはなんとかしたいところだ(じつはここでカセットデッキの引退を決意した)。

で、こんな狭い隙間にレコード・プレイヤーの場所を作ってあげた。ターンテーブルを回すシリコンベルトの固化が心配されたが、しばらくエージングしたせいもあってか、聞いていて違和感は感じない。

Player_in_rack
Recordcleaner ただ、レコードを聴こうと思って、大事にしまっておいたレコードクリーナーを引っ張り出してきたのはよかったのだが、これが電池を入れ替えても動かない。そう!このレコードクリーナーは電池を内蔵していて、モーターでブラシを回して、同時に空気の流れを生じさせてホコリを吸い上げるというすぐれもの(だった)なのだ。

写真ではブラシを見せようと思ってライトを当てている。

困ったなぁと思って分解してみる。経年劣化なんてするものはないと思うのだがなぁ。

In_the_cleanerすると、なんとなんとモーターが故障していることが判明。直接電圧をかけても回らないから、これは間違いないだろう。

これはマブチの270とか280とかいう機種だろうか?手元にあるもので交換できればいいのだが、とりあえず組み上げなおして保存する。またあとで挑戦しよう。

ということで、レコードはクリーンアップせずに聞くことにする。記念すべき一枚は盲目のピアニスト「テテ・モントルー」の「tete」である。ベースにペデルセン、ドラムにアルバート・ヒースというトリオ編成だ。

レコード・プレーヤーをオーディオシステムに接続するにはRIAAのイコライザが必要だが、これはもうずいぶん前にYAMAHA製のイコライザを買ってある。以前にLPからmp3に変換したので動作は確認済みだ。

というわけで、久々のLP鑑賞だ。ほんとにちょっと涙が出そうだったよ。

Tete

あ、でもまだスピーカーがアレじゃなくて仮のサブスピーカーなんだな。

7月28日追記:

電池式のクリーナーを再度分解し、モーターの電極間の導通を測定した。するとなんと導通がない。これは分解してみないと。導通のないモーターなんて存在意義がないから、分解して壊れても惜しくない。

モーターを分解してブラシの部分を接写する。するとなにやら黒いものが付着している。グリスが酸化したのか?
20170728142006

爪楊枝を使って丁寧に黒いものをこそげ取る。モーターを組み上げるにはブラシを痛めないように回転子を回しながら装着する。テストすると導通しているのでモーターに電圧をかけると…回った!

というわけでモーターの回転方向を確かめながらクリーナーを組み上げて出来上がりっ!

ところが清掃用のブラシの回転具合が悪い。軸受けのグリスが腐っているらしいのでこれを拭きとって軽い油をさす。ついでにまたの御用のために給油用の小さな穴を開けておく。これで非力な電池でも動作するようになった。

Nationalbh651 ちなみにこのクリーナーには「National BH-651」という型番が付いていた。



Shure_force_gage
こちらもレコードプレーヤーには必需品の針圧計。いつ買ったんだか思い出せないが、東急ハンズで1800円で購入したらしい。きっとまだ消費税がなかったころだろうな。

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2017年5月14日 (日)

アンプラグドなロックフェスで悩む

鎌倉の海岸公園でロックフェステバルをやるという話を聞いた。よく聞いてみると「プチ・ロックフェス」だという。さらに良く聞くと「アンプラグド」だという。しかも、開催の当日になってもホームページで開始時刻が公開されない。本当にやる気があるのか?

これはちょっと確かめてみないといけないと思って行ってみた。

行ってみると、そこでもらったパンフレットにはタイムテーブルが書いてあった。公園内に6カ所のステージが設定してあり、総計35組のグループがそれぞれのステージで15分のインターバルを置いて1時間半ずつ演奏するらしい。

Girl_solo_2これが典型的な演奏風景で、一人で演奏する人が多かったし、二人とか三人のグループもいたが、聞いているとだいたい元気の良すぎるフォークグループという感じ。歌詞の内容がロックしているのかも知れないが、そこまでしっかり聞いていたわけではないので。

アンプラグドということなんだが、「つまり電源引けないってことじゃないの?」というふうな話を事前にしていたのだが、どうもそれが当たっているようで、公園内の6カ所に電源を確保するのはなかなかむつかしいのだろう。

アンプラグドということでまず気になったのが電気系楽器が使えないということだったのだが、実際に行ってみるとむしろ「地声で歌う」ということがメインテーマだということがわかった。

たしかに皆さん歌がうまいわ。いい声してるわ。いい声でない人もいるけれども、それはそれなりに存在感がある。

アンプラグドを「電気楽器が使えない」と捉えるのは間違いで、むしろ「地声を大事にする」ということなのだということを学んだ。

こちらはむしろインストルメンタルなバンドで、ベースが参加しているのはこのバンドしか見なかった。このバンドは人集めに和太鼓を叩いていて、これはちょっと反則だと思った。普通の演奏ではカホンを叩いているのだから、和太鼓は客寄せだけに使ったのだろう。他のバンドはみんな小さな音量で演奏しているので、和太鼓は全公園に響き渡るのだ。

太鼓といえば出展者のひとりがジャンべを叩き続けていて、これがうるさかった。主催者が止めないといけないと思うのだが、出展者には言いにくいのだろうか? とにかくこのジャンべ野郎によってフェスの被った被害は大きいと思う。

Quintet
Minidruset
そういえばこんなミニドラムセットを準備しているバンドもあった。実際に演奏しているところは見なかったのだが。

実はパンデイロを持って行って、あわよくば参加して…とかも思ったのだが、何しろ知らないひとばっかりだから、これはさすがに遠慮した。こっそりシェーカーを持って行ったが、これも使うチャンスはなかった。

で、この「プチ・ロック・フェステバル」というのはちょうど小さな村祭りみたいなもので、協賛企業(地元のお店)が店を出している。

食事できる店も多いが、いわゆるテキヤさんたちとはだいぶ違うなと思ったのは地元のレストランとかカフェが出展しているからなのだった。これは意外によかった。お店にとっても宣伝になるだろうし、きっとそれがこの「フェス」の存在価値なんだろう。

実際、演奏を熱心に聞いているひとはそれほど多くなかったし、たしかに皆さんは「お祭り気分」だった。

ギター工房が鎌倉にあるとは知らなかったが、こんなふうに出展していた。ハカランダの端材を売っていたりした。
Guitarshop
食事はこんな感じ。焼きそばとかたこ焼きなんてのはなくて、トルティーヤとかトルコビールとか、お祭りにしちゃ気取ってると言えば気取ってるな。
Foods





Tshirt

とうわけで、調子に乗ってこんなTシャツを買ってきてしまったのでした。

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2017年4月 9日 (日)

和風ボサで悩む

和風ボサのライブがあるということだったので、見に行ってみた。私もちょっとトライしたことがあるし、WEBにそういうサイトがあったりもするらしい。

Wabossa

歌うのは柳家小春さんとおっしゃる方で、普段は三味線を持って端唄とか小唄とかそういう分野を歌われる方らしい。「今回のライブでは歌に専念」とかおっしゃっておられたのだが、この写真では1曲だけイパネマの娘を歌おうとしたところ。キーDだったが、何やら難しい指使いでコードを弾いていた。

歌はノンビブラートで、なんというのか日本語がしっかりしているというのかなぁ? 日本語がしっかり耳に入ってくる。よく通る声ということなんだけれども、そういう声が日本語に特化するということがあるのかもしれない。

そうすると、今までごく普通だと考えていた「アドリブをはさんで前後にテーマとして同じ歌詞を歌う」というものに違和感を感じたりして。

つまり歌詞としては一番があって、間奏(アドリブ)があってそのあとに二番があるというふうになるべきで、最初のテーマとエンディングテーマで同じ歌詞というのがなんかちょっとおかしいんじゃないの? という、日本語で歌詞がしっかり入ってくることによってそういう気持ちになってしまった、ということなんだけれども。

例えば「イパネマ」だと、これはもともと片思いの歌なのだがエンディングテーマでは思いが成就しないまでもなんかちょっと彼女がほほ笑んでくれたとかそういう(おそらくは思い込みによる)進展があってもいいんじゃないか、とか。

男性ギタリストは加藤崇之さんとおっしゃる方で、バッキングのコードワークが素晴らしかった。最近コードワークに関して興味を失っている私にはいい薬だった。

セットリストとしては「まなざし(Este su Olha:これって愛と平和とかそんな名前になってなかったかな)」、「コルコバード」、「ワンノート・サンバ」、「WAVE」、「イパネマの娘」とか、あと曲名がわからなかったがジョアン・ドナートの曲と、もう一曲ジョビンの曲とか。それらに加えて「赤とんぼ」、「秋」、「浜辺の歌」、「雪やこんこ」などの童謡を演奏されていた。これらの童謡のバックで使っているコードが素晴らしかったわけで。

ライブの後で加藤さんと話させていただく機会があったのだが、出しておられるCDはフリージャズが多いとのことで、スタンダード主体というアルバムを購入させていただいた。

I_wish_you_love1これがそのアルバムで、「I WISH YOU LOVE」というギター二本にボーカルという構成でちょっと渋いスタンダードを演奏するというもの。紙ケースでCD2枚組という豪華版。二枚目のCDはボーナスディスクだった。

ボーカルに名前だけは存じ上げている「さがゆき」さん、ギターは加藤さんと潮先郁男さんだ。ステレオの左chに加藤さん、右chに潮先さんという配置になっている。

潮先さんと言えば知る人ぞ知るギタリストで、私の知人でも志賀さんがお師匠さんとして師事された方だ。

CD2枚にわたって素晴らしい演奏が収録されている。曲目を列挙したいが曲数が多いのでジャケット裏をここに貼り付ける。クリックすると大きくなるが、大きすぎるかもしれない。

I_wish_you_love2

ここに書かれているのは13曲だが、これに加えてボーナス曲が3曲ある。録音は2009/2010年とクレジットされている。

・What am I Here For
・After You've Gone
・Too Late Know

小春さんが端唄とか小唄のプロだということだったので、「平岡凞(ひろし)という人を知っていますか?」と聞いてみたのだが、ご存じないとのことだった。平岡凞さん(以下、敬称略)とはこのブログでも書こうと思っていて「ブログネタ・リスト」には載っているのだがまだ書けないでいる。

Hiraoka 平岡凞は明治時代に活躍した鉄道技術者であり、日本における野球の普及者である。

平岡は1956年(安政3年)生まれ、1871年5月に15歳で鉄道技術を学ぶために渡米した。5年の後に帰国するのだが、その時に鉄道技術とともに野球を日本に伝えたのだ。

日本では正力松太郎とともに「野球の殿堂」へ最初に登録された人物として知られている(私は知らなかったのだが)。また、日本で初めてカーブを投げたということだ。

また、彼は子供のころから音楽が得意であり、幼少期から笛を得意としていた。実業界で成功を収めた後、裕福な遊び人として三味線や端唄を得意とし、ついには自分で東明流という流派を立ててしまう。

骨董の目利きとしても名を成し、平岡の屋敷には骨董商がしばしば相談に訪れたらしい。

平岡は昭和9年に78歳で亡くなった。

で、どうしてこの人のことをそんなに詳しく知っているのかというと、2月にこんな本を読んだからだ。

Baseballsl

この本は面白い。明治人の心意気というのか、代々続いた名士の血統がすごいのか、まぁいろいろなことを成し遂げたものだなぁと思う。

そしてその血統は引き継がれる。平岡の孫は平岡精二と言って木琴で有名なバンドを率い、ペギー葉山の歌でヒットした「学生時代」、「爪」、「君についていこう」などを作曲している。

で、長々と平岡の話を続けたのは、加藤さんのCDのライナーノーツにこんな写真を見つけたからだ。

なんと、潮先さんは平岡誠二クインテットの一員だったらしいのだ。

最後にその写真を掲載しておこう。

Hiaokaseijiquintet

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2017年3月20日 (月)

Wesの音源に悩む

Wes Montgomeryについて書こうということは前から思っていたのだった。

Wesというのは私が敬愛するジャズギタリストで、このBlogのタイトルの左側で頭を抱えて悩んでいるのがじつはこのWes様なのだ。

しかし、書き出すと止まらないっていうか、主にWesの兄弟との共演について書こうとしていたのだったが、関連音源が多すぎてまとめられなかった。

だからここは一発、Wesの演奏で一番好きなものを貼り付けておこう。3分足らずの曲だが、Wesの魅力が存分に発揮されていると思う。


この曲が収録されているのは「A Day In The Life」というビートルズの曲をフィーチャーしたアルバムで、「イージーリスニング・ジャズ」という位置づけの作品だった。当時高校生だった私はこのアルバムを聞いてもWesのすごさがまだよくわかっていなかった。

この「Watch What Happens」という曲は好きだったが、この演奏を聴いてもああ何だかさらっと弾いているなぁ、くらいにしか思わなかったんじゃなかっただろうか。

Wesのすごさに気づいたのは大学に入ってからだった。「Unit Seven」という曲のソロを聞いているときに、Wesから話しかけられているような気持ちになったのだった。

いったんそういう気持ちになってしまうと、それまで聞いていたWesの演奏がすべて違って聞こえてくる。そんな中で「Watch What Happens」を再発見したのではなかっただろうか。

音源はひとつだけにしようとは思っていたのだが、便乗してもうひとつだけ。

この曲「King of the Road」が収録されている「Farther Adventure of Jimmy and Wes」は、大ヒットした「The Dynamic Duo」の余りテープで作られたと聞いている。ダイナミック・デュオがヒットしたなら、余ったテープも死蔵しておくことはない、という判断だろう。

このアルバムでは二人とも上機嫌で楽しそうに演奏している。この曲では始まって30秒くらいからのWesのソロが聞きどころ、というか私のお気に入りなのだ。

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