カテゴリー「音楽」の396件の記事

2017年4月 9日 (日)

和風ボサで悩む

和風ボサのライブがあるということだったので、見に行ってみた。私もちょっとトライしたことがあるし、WEBにそういうサイトがあったりもするらしい。

Wabossa

歌うのは柳家小春さんとおっしゃる方で、普段は三味線を持って端唄とか小唄とかそういう分野を歌われる方らしい。「今回のライブでは歌に専念」とかおっしゃっておられたのだが、この写真では1曲だけイパネマの娘を歌おうとしたところ。キーDだったが、何やら難しい指使いでコードを弾いていた。

歌はノンビブラートで、なんというのか日本語がしっかりしているというのかなぁ? 日本語がしっかり耳に入ってくる。よく通る声ということなんだけれども、そういう声が日本語に特化するということがあるのかもしれない。

そうすると、今までごく普通だと考えていた「アドリブをはさんで前後にテーマとして同じ歌詞を歌う」というものに違和感を感じたりして。

つまり歌詞としては一番があって、間奏(アドリブ)があってそのあとに二番があるというふうになるべきで、最初のテーマとエンディングテーマで同じ歌詞というのがなんかちょっとおかしいんじゃないの? という、日本語で歌詞がしっかり入ってくることによってそういう気持ちになってしまった、ということなんだけれども。

例えば「イパネマ」だと、これはもともと片思いの歌なのだがエンディングテーマでは思いが成就しないまでもなんかちょっと彼女がほほ笑んでくれたとかそういう(おそらくは思い込みによる)進展があってもいいんじゃないか、とか。

男性ギタリストは加藤崇之さんとおっしゃる方で、バッキングのコードワークが素晴らしかった。最近コードワークに関して興味を失っている私にはいい薬だった。

セットリストとしては「まなざし(Este su Olha:これって愛と平和とかそんな名前になってなかったかな)」、「コルコバード」、「ワンノート・サンバ」、「WAVE」、「イパネマの娘」とか、あと曲名がわからなかったがジョアン・ドナートの曲と、もう一曲ジョビンの曲とか。それらに加えて「赤とんぼ」、「秋」、「浜辺の歌」、「雪やこんこ」などの童謡を演奏されていた。これらの童謡のバックで使っているコードが素晴らしかったわけで。

ライブの後で加藤さんと話させていただく機会があったのだが、出しておられるCDはフリージャズが多いとのことで、スタンダード主体というアルバムを購入させていただいた。

I_wish_you_love1これがそのアルバムで、「I WISH YOU LOVE」というギター二本にボーカルという構成でちょっと渋いスタンダードを演奏するというもの。紙ケースでCD2枚組という豪華版。二枚目のCDはボーナスディスクだった。

ボーカルに名前だけは存じ上げている「さがゆき」さん、ギターは加藤さんと潮先郁男さんだ。ステレオの左chに加藤さん、右chに潮先さんという配置になっている。

潮先さんと言えば知る人ぞ知るギタリストで、私の知人でも志賀さんやアマデュオスさんがお師匠さんとして師事された方だ。

CD2枚にわたって素晴らしい演奏が収録されている。曲目を列挙したいが曲数が多いのでジャケット裏をここに貼り付ける。クリックすると大きくなるが、大きすぎるかもしれない。

I_wish_you_love2

ここに書かれているのは13曲だが、これに加えてボーナス曲が3曲ある。録音は2009/2010年とクレジットされている。

・What am I Here For
・After You've Gone
・Too Late Know

小春さんが端唄とか小唄のプロだということだったので、「平岡凞(ひろし)という人を知っていますか?」と聞いてみたのだが、ご存じないとのことだった。平岡凞さん(以下、敬称略)とはこのブログでも書こうと思っていて「ブログネタ・リスト」には載っているのだがまだ書けないでいる。

Hiraoka 平岡凞は明治時代に活躍した鉄道技術者であり、日本における野球の普及者である。

平岡は1956年(安政3年)生まれ、1871年5月に15歳で鉄道技術を学ぶために渡米した。5年の後に帰国するのだが、その時に鉄道技術とともに野球を日本に伝えたのだ。

日本では正力松太郎とともに「野球の殿堂」へ最初に登録された人物として知られている(私は知らなかったのだが)。また、日本で初めてカーブを投げたということだ。

また、彼は子供のころから音楽が得意であり、幼少期から笛を得意としていた。実業界で成功を収めた後、裕福な遊び人として三味線や端唄を得意とし、ついには自分で東明流という流派を立ててしまう。

骨董の目利きとしても名を成し、平岡の屋敷には骨董商がしばしば相談に訪れたらしい。

平岡は昭和9年に78歳で亡くなった。

で、どうしてこの人のことをそんなに詳しく知っているのかというと、2月にこんな本を読んだからだ。

Baseballsl

この本は面白い。明治人の心意気というのか、代々続いた名士の血統がすごいのか、まぁいろいろなことを成し遂げたものだなぁと思う。

そしてその血統は引き継がれる。平岡の孫は平岡精二と言って木琴で有名なバンドを率い、ペギー葉山の歌でヒットした「学生時代」、「爪」、「君についていこう」などを作曲している。

で、長々と平岡の話を続けたのは、加藤さんのCDのライナーノーツにこんな写真を見つけたからだ。

なんと、潮先さんは平岡誠二クインテットの一員だったらしいのだ。

最後にその写真を掲載しておこう。

Hiaokaseijiquintet

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2017年3月20日 (月)

Wesの音源に悩む

Wes Montgomeryについて書こうということは前から思っていたのだった。

Wesというのは私が敬愛するジャズギタリストで、このBlogのタイトルの左側で頭を抱えて悩んでいるのがじつはこのWes様なのだ。

しかし、書き出すと止まらないっていうか、主にWesの兄弟との共演について書こうとしていたのだったが、関連音源が多すぎてまとめられなかった。

だからここは一発、Wesの演奏で一番好きなものを貼り付けておこう。3分足らずの曲だが、Wesの魅力が存分に発揮されていると思う。


この曲が収録されているのは「A Day In The Life」というビートルズの曲をフィーチャーしたアルバムで、「イージーリスニング・ジャズ」という位置づけの作品だった。当時高校生だった私はこのアルバムを聞いてもWesのすごさがまだよくわかっていなかった。

この「Watch What Happens」という曲は好きだったが、この演奏を聴いてもああ何だかさらっと弾いているなぁ、くらいにしか思わなかったんじゃなかっただろうか。

Wesのすごさに気づいたのは大学に入ってからだった。「Unit Seven」という曲のソロを聞いているときに、Wesから話しかけられているような気持ちになったのだった。

いったんそういう気持ちになってしまうと、それまで聞いていたWesの演奏がすべて違って聞こえてくる。そんな中で「Watch What Happens」を再発見したのではなかっただろうか。

音源はひとつだけにしようとは思っていたのだが、便乗してもうひとつだけ。

この曲「King of the Road」が収録されている「Farther Adventure of Jimmy and Wes」は、大ヒットした「The Dynamic Duo」の余りテープで作られたと聞いている。ダイナミック・デュオがヒットしたなら、余ったテープも死蔵しておくことはない、という判断だろう。

このアルバムでは二人とも上機嫌で楽しそうに演奏している。この曲では始まって30秒くらいからのWesのソロが聞きどころ、というか私のお気に入りなのだ。

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2017年3月 4日 (土)

数字をメロディにすることで悩む

このテーマは以前にも書いたことがあって、あれはもう二年前になるのか。

EXCELでつくったりした数列を音符に変換して鳴らしてみようという試みで、これをWEBサービスとして展開できないかな、とか思っていたのだった。

で、今回はこんなものを作ってみた。

ただし、この仕掛けはブラウザを選ぶ。残念なことになぜだか私が使っているChromeではこれが動作しない(動くはずなんだけどなぁ)。Firefoxでも動作するし、Windows10では標準装備となっている「Edge」でも動作する。iPhoneでも動作することが確認できているので、たぶんMacでも動くのだろう。

「SOUND PLAY」というボタンをクリックすると、テキストボックスに入力された数字列を音階に変換してメロディとして鳴らす。時々突っかかって、「下手くそか?」と思うかもしれないが、性能的に問題があるのかもしれない。気が付いたことがあればコメントをいただきたい。

数字と音程との関係は表にしておいた。メジャーとかマイナーとかペンタトニックとかが何であるのかというのは知っている人は知っているだろうし、知らない人は触ってみて感じ取っていただきたい。

テキストには初期値として円周率を入れている。適当に電話番号でも好きな数字でも嫌いな数字でも、あるいは掛け合わせた数字でも入力して鳴らしてみてほしい。入力された数字はあなたのPCあるいはスマホ上で処理されて私のサーバへは送っていないので、個人情報とかが漏れることはないのだが、ご心配な向きには触らないほうがいいだろう。

割り算するt、循環小数っていうくらいで、繰り返しが出てくる。これはこれで面白いかもしれないし、掛け算すると思いがけない数列が出てきて面白いかもしれない。お試しください。

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2017年2月26日 (日)

mp3のCDROMで悩む

今、Lee Ritenourの古いアルバムを聴いている。今まで公開したことはなかった、この音源の入手経路を公開する。

Ritenourmp3

これを購入したのは1990年代だと思っていたのだが、(c)1999と書いてあるのでそれは別のCDROMだったのだろう。タイとかマレーシアに仕事で行ったときにはたいていこういう怪しいCDROMを買ってきたものだった。

ご覧の通り、リトナーのアルバム14枚をmp3にしてCROMに焼き込んで販売している。国内でこれをやると明らかな著作権法違反だが、アジア各地では特に問題にはならないようだ(本当か?)。

私はこれをたまたま旅行先で購入した善意の顧客であって、このCDROMを再販売しない限りは著作権法に触れることはないし、触れたとしても時効なんじゃないのかな?と思って公開してみる。後悔するかもしれんけど。

このCDROMを買った時は、1枚500円くらいだったと思う。他にも同様のCDROMがあったのだが、めぼしいものとしてはGoerge BensonとかSpylo Gyraくらいで、地元のミュージシャンらしきものも含めて4枚買ったと思う。CDROMにはメーカー名もしっかり書いてあって「WAREZ CO., LTD」という、知る人ぞ知る「WAREZ」なんていう名前を付けるあたりは相当やばい会社だと思われる。

でも、全然聞いていなかったのだ。ジョージ・ベンソンのもまだ聞いていない。なんだかこういうのって大量に手に入れてしまうとぞれで満足してしまって興味を失ってしまうんだろうか? いつでも聞けると思うと、逆に聞かないっていう。

で、今こうやってリトナーを聞いていても、やっぱり「この時のプロデューサーは誰だったんだろう?」とか「このボーカル誰?セルメンから借りてきた?」とか本来アルバムを購入していたら知れていたであろうことがわからなくて満足できないのだなぁ。

わたしにとって、音楽を所有するというのはそういった周辺情報をも含めて所有したいので、音源だけをmp3で手に入れても、なんだか不満が残るっていうか。

逆に、正規に購入したものにそういう周辺情報が入っていないと、大変に不満である。最近そういうのがよくあるんだなぁ。「演奏だけで評価してください」ってか?いや、もっともっとサービスしてほしいね。

Jazz14mp3
こちらは先のWAREZのCDROMをさらコピーして売っているものらしい。ジャケットもカラーコピーだし、媒体もCD-Rだ。たくましいなぁ。

タイ語らしきものが書かれている。ケースの袋には7リンギットと書いてあったから100円くらいかな。しかしこの支離滅裂な内容のおかげで聞く気がぜんぜん起こらなくてまったく聞いていない。CDROMじゃなくてCD-Rだったというのも今気が付いた。

この頃って、まだネット接続も64kbpsというところだったからストリーム配信なんていうこともなく、こうやってCDROMで購入した音源をポータブルmp3機器で聞くというのが一般的だったんだろう。今とは音楽とか音源の位置づけが違うっていうことはあっただろうなぁ。

ちなみにこのCD-Rのなかにある「BOSSA NOVA」の内容はこんな感じ。う~ん、何と申しましょうか。ツボを押さえているようで外しているような。全部ジョビンの曲なんじゃないかな? 曲リストには尻切れっぽい行もあるし、ジョビンとスティング(stringsだろ?)とかの怪しい内容もあるが、そのまま持ってきた。

- Useless landscape (Inutil Paisagem) - Barbara mendes and Eumir Deodato
- One note samba - Barbara Mendes and Eumir Deodato
- Suddenly It had to be with you (Tinha de ser com voce) - Carol Rogers,Djavan, and Eumir deodato
- How insensitive - Antonio Carlos Jobim and sting
- The girl from Ipanema - Stan Getz,Joao Gilberto,Astrud Gilberto,and Antonio carlos Jobim
- Waters of march (aguas de marco) - Elis Regina and Antonio Carlos Jobim
- Quiet nights of quiet stars (Corcovado) - Stan Getz,Joao
- No more blues (chega de saudade) - Antonio Carlos Carlos Jobim
- Useless Landscape (Inutil Paisagem) - Elis regina and Antonio carlos Jobim

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2017年2月19日 (日)

マクラフリンのペンタトニックで悩む

チックコリアのお誕生ライブにジョン・マクラフリンが登場したという動画をtakiさんのFBで拝見して、マクラフリンの指の動きを見ていると、なんだか二度と短三度の音程しか使っていないんじゃないかという気がしてきた。


そういえば、昔見て感激したマクラフリンのチェロキーでもソロに入るとそんな感じがしなくもない。


(「しなくもない」なんて書いてしまったが、今見返すと二度と短三度だけなんてことは全くない。エンディングのイメージだけが印象に残っていたようだ。)

で、二度と短三度の音程ってことはひょっとしてそれってペンタトニックじゃないのかい?

昔、マクラフリンのフレーズを採譜した時には半音音程のフレーズもあったので、マクラフリンがペンタトニックだけで攻めているということはないのだろうが、しかしペンタトニックだけで攻めるというのはアリなんじゃないかと思った。

というのは、つまりDmペンタとEmペンタのスケールでCの(イオニアン)スケールを埋め尽くすことができるので、この二つのペンタトニックスケールを組み合わせることによってなんだか新感覚なソロができるんじゃないんだろうか? と思った次第。ついでにさらにもう全音あげてF#mペンタにするといい塩梅の「アウト」な感じになったりして面白いかもしれない。

AmペンタとBm(b5)ペンタでもCスケールを埋められるんだが、Bmb5というところにちょっと抵抗がある。でもうまく使えるといいことがあるかも。

他の調のペンタトニック・スケールではどうなんだろうと思ってこんな表を作ってみた。こんなのもうすっかり頭に入っているよ、っていう人も多いんだろうけど、私はまだまだそういうレベルじゃないもんで。

Shiftedpenta

この表はつまりそれぞれの調のペンタトニックスケールがCのスケールに対してどれだけ親和性があるのかということを右端の数字で表している。あ、なんで罫線が抜けるんだコラ。

で、早速でもないんだが、思いついてからひと月ほどたってから試してみた。Cの循環コードに乗せて、DmペンタとEmペンタを組み合わせてみる。ん~?

でもやっぱり、ついついCのスケールを使いたくなってしまうんだなぁ。で、DmペンタはやっぱりF音に違和感があってうまく使えないし、EmはC音がないのでやはり落ち着かないというか「オチを付けられない」。これはなかなか難しい。F#mペンタなんて使えるもんじゃない。

…というのはやはり私の感性がなんていうか「突き抜けてない」のかなぁ? 人によっては「うん、これは面白い」となって新しい感じのソロをできたりするんじゃないだろうか?

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2017年2月 5日 (日)

自己流パンデイロで悩む

「楽器は習いに行ったら負け」ということを常日頃言っている。

だいたい一般的に言っても、「習う」よりも「学ぶ」のほうが自分にとってためになると思っていて、「習う」はつまり「倣う」であってまず形から入れってことで、「理屈はいいからまず形から覚えろ」というのは不条理かつ不合理なことだと思うからだ。

伝承されてきた「形」にはそれぞれ意味と理由があるはずで、それを伝えてこそ「学習:学ぶ+習う」だと思うのだが、その意味と理由を伝えずに(あるいは「自分で探せ」、と言って)「教える」のは怠慢だと思う。

もちろん独学独習にはリスクもあって、先人の失敗を繰り返してしまったりそもそも失敗しなくとも大切なものを見逃してしまったりということが考えられる。しかし、失敗から学ぶことも多いし(「痛い目に遭わないと覚えない」とも言う)、本来の目的を追求する中で見逃したものはきっと重大なものではないという「変形(自分に都合の良い)酸っぱい葡萄理論」で乗り切ることにしている。

まぁそんなことを言いつつも、例えばスキーなんかではやっぱり教わらないとできなかったなぁなんてこともあったし、広く一般に適用するのは危険だろうとは思う。

前置きはこのくらいにして、実はパンデイロを習いに行ったという話を書くつもりなんだが、そこで開口一番「ここでの内容はBlogなんかには書かないで」と言われてしまったので、極めてざっくりしたことも書けない。

まず、私がパンデイロを「習う」にあたってなにを期待していたかというと、

・私の持っているパンデイロは何なのか(どう使えばいいのか)?
・サンバ系ではなくて、アメリカン・ボサノバとか16ビートで使える技を知りたい。
指先と親指を使った「トトン」がうまくいかないのだがどうすればよいか?
・蜜蝋の使い方(塊にして塗り込むのでいいのか?)

ということだったのだが、結局サンバの基本的なパターンを演奏するための「形」を練習するにとどまった。つまりこれが前置きで書いた話につながるので、自分で楽しいと思っていないグルーブでサンバの「形」をなぞろうとしてもちっとも面白くない。

このサンバのパターンがだいたい分かったというのは収穫ではあったのだが、それを叩くつもりはないので自分の覚書として書いておくと、要するにサンバというのは「ドデスコドデスコ」ってことなんだなぁ、と。

Pandeiro_on_guitar他の質問については、例えば私のパンデイロは大きくて重くて、なにしろ12インチなので、これは細かいビートをチャカチャカ刻むものではない、と。もっぱらオカズとして、適所で「ドパン・ダバダバ」という感じのフレーズを打ち出すものらしい。

要するに、私は買い方を間違えたということで、まぁパンデイロにそんないろいろと種類があるとは思っていなかったものなぁ。そりゃ、パンデイロを買う前にどなたかに師事していればよかったのだが、それは私のやり方ではない。何しろはじめは練習用パンデイロを作ろうとしていたくらいなのだから。

もう一つ、「トトン」の話は私の叩く親指だけのトトンと指先-親指のトトンの違いが分かってもらえなかったようだった。先生は指先と親指で「トトン」をやっていて、「え?これでちゃんとできてない?」とおっしゃるのだが、私にはできていないと聞こえる。そうは言わなかったけれども。


というわけなので、私としては私独自の自己流パンデイロを追求するしかないようだ。

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2017年1月15日 (日)

新しいギターで悩む

こういうタイトルにしてみたものの、新しいギターを買ったわけではない。新しいギターを買う予定もない。新しいギターがあったらいいのになぁ、というクリスマス前にサンタさんに聞いてもらうはずだったお題である。

Bg_guitar 正直、特に新しいギターは必要なわけではない。とりあえず間に合っているのだが、強いて言うと鉄弦のエレキギターが欲しい。ネットを見ていてこんな広告が表示されるとついクリックしてみたりする。

今持っている鉄弦エレキは「茶木」製の重たいフルアコースティックと、軽くて便利ではあるが見栄えにちょっと難のある(いや、私はかっこいいと思っているのだが)「TravellerGuitar Speedstar」の二本なので、その中間ぐらいの「重くなく、見栄えも悪くない鉄弦エレキ」が欲しい。

Sbsh1401

何年か前からエピフォンのカジノというギターが気になっていた。このギターを欲しがる人はジョン・レノンが使っていたから、とか、その音(BeatlesのGET BACKで聞ける)を出したいとかいう理由で欲しがるわけだが、私としては軽くて薄いフルアコースティックが欲しくてこのギターのことを調べていたのだった。エピフォン製とは言っても日本製のものとか中国製のものがあって、値段が倍以上違う。モノが同じかというとそうでもなくて、ネックの形(断面)が違っていたりする。

これは最近発売されているカジノ・クーぺというボディが一段と小さいモデルで、日本では4万円台で売られていることもあるからきっと中国製なのだろう。
Casino_coupe_1

しかしどんなギターを買っても、私はフラットワウンドのちょっと太めの弦を張ってしまうので、カジノの軽やかな音ができるわけもなく、はっきり言って猫に小判になること請け合いだ。

たしかカジノの原型だったはずのGibsonの339というのもなかなか魅力的で、この339の形をそのままにサドウスキーがコピーしたものを使っている人がいて、これはいい感じだったなぁ。でもこれはきっと50万円以上するんだろうと思う。

この写真はEpiphonの339なのだが、見ての通り弦の張力をボディのセンターブロックで受けていて、カジノとは違ってテールピースがない。ここはがんばってテールピースを付けてセンタブロックなんていう重いものをなくしてほしいものだが。

Epiphon339
あ、そういえばFBでお友達の某フランチェスカ君がGODIN製の339シェイプのギターを弾いていたなぁ。GODINのエレガットの音は好きじゃないんだけど、鉄弦はいいかもしれないな。
しかし、エレキギターに50万円出すのだったら、ピックアップを是非とも特注したい。どういうことかというと、6本の弦のそれぞれに専用のピックアップを付けたいのだ。そしてそれぞれのピックアップから取り出した信号を別々に少しずつ歪ませてからミックスする。こうすると、ディストーションの効いた音でありながらお互いに潰しあうことなく音を重ねることができる。そういうギターなら50万円くらい出してもいい。この広い世界にはきっとそういうギターもあると思うんだけどなぁ。

そういう「高いんだったらこういうことを要求したい」ということをついでに言わせてもらうと、ガット弦のアコースティックギター、つまりいわゆるクラシックギターの軽く作ったものが欲しい。

こういうタイプのギターを私も二本持っているが、それぞれ1.2kg、1.4kgだった。これを例えば800gで作れないだろうか? そのためにはボディの板を薄くするだけでなく、ネックにも指板で隠れる部分に溝を掘るとかして全体の重量バランスを整えないといけない。それぐらいのことをすると必ずその努力は音に現れるはずだ。「軽いギターはよく鳴る(はず)」と私は信じているのだが、それを試すのにはやはり50万円くらいはかかるかもしれない。

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蜜蝋で悩む

パンデイロでフィンガーロールするためのすべり止めとして蜜蝋を塗るのがいいらしいということを書いていたら、奇特なお方から蜜蝋をいただけることになった。

Honeywaxpelet いただいたのはこういうペレット状のものだ。これを湯煎して固形化させるものらしい。

Spacer480x5

お湯を沸かして小さな容器に入れ、小さなブリキ缶の中でペレットを溶かして固形化させた。お湯が冷めるまで放っておけばよかったのだが、気が急いていたので「お湯を抜いて水に入れ替えて冷やそう」という作業の中で缶の中にお湯が入ってしまって博多駅前のようなシンクホールができてしまった。

Honeywax
しかし、固形化した蜜蝋は思ったほどクリーミーじゃなくて、つまり指に付けて塗り付けるというのは難しいくらいに固い。これをどうやって塗れと?

塗り付けるためにはむしろ消しゴムのような塊にした方が扱いやすいかも、と思ってペレットをサランラップでくるんでお湯の中に放り込んでつくったのが上の写真の上の方に写っているもの。包みの中に入った空気が膨張してサランラップが破れて融けた蜜蝋の一部が漏れ、水面に浮かびつつ固まった羽みたいなのが付いている。

で、ペレットを湯煎している間に、待ちきれなくてペレットのまま指先でつまんでパンデイロに塗り付けてみていたのだが、なぜか均一には塗れなくて何といえばいいか「ダマ」になってしまっている。
Honeywaxrub
   これでもちゃんと指への引っかかり感があって、フィンガーロールができやすくはなっているのだが、もうちょっと平らにした方がいいんじゃないかな、と思って、蜜蝋をサランラップで平らにした上から熱湯をかけてやった。するとやっぱりサランラップの下に空気が入ってしまっていて、その部分がクレーターみたいになってしまった。

Honeywaxflat平らにしてみたが、これが意外とよくない。むしろダマがあったくらいの方がいいのかもしれない、と思ってせっかく平らになったところへ冷えた蜜蝋の塊を塗り付けてみた。
Honeywaxrub_flat
現状はこのままになっているのだが、これがどんな感じかというとJRのエスカレータの手すりのような感触でありながら、そこにぼつぼつがあるという感じ。

フィンガーロールは指を立てるようにすればできるが、パンデイロ名人がやるような軽く指を曲げたような形でのフィンガーロールをやるにはもっと指を鍛えることが必要だ。関内某所に置いてあるパンデイロだとパンデイロのふちの部分でパーム・ロールができて、これが具合いいのでこの重いパンデイロでもそういうパーム・ロールができるといいのだが。

まぁ、今は肌の乾燥していて具合が悪いので、もうちょっと気候がよくなってからかな。それまでに指を鍛えないと。

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2016年12月 4日 (日)

USBメモリのJAZZで悩む

休日の朝にはJAZZを聴こう! ということで朝からごそごそとCD棚を探し回って昔よく聞いたCDとかあまり聞かなかったCDとかを改めて聴いたり、「あ、朝には合わないや」ということでまた別のを探したり、なんてことをやっていたのだが、なんかもう面倒になってきていて。

というのはCDの整理が全然できていないせいで、例えば演奏者名のアルファベット順に並べればよさそうなものだが、そうすると共演モノをどうするんだとか、グループものに参加しているのはどうするんだ、とかで躓いてしまって、結局「隙間が空いているところに入れる」ということですっかりカオス状態。

で、数年前から使っているオーディオシステム(ってほどのものでもないが)が今風のもので、CDやUSBメモリに格納したmp3を再生できることに気が付いて、ドライブ用に作ったmp3のCDをさいせいしていたのだったが、ここにきて諸般の事情によりUSBメモリの余ったものが手元にあることに気づいて、これにいれてやろうか、と。

例えば4GbyteのUSBメモリにBill Evans系のデータを入れてみると、アルバム33枚分が入ってしまう。同じように2Gbyteなんていう半端なUSBメモリにギター関係(でもWESやジムホとジョンスコ・ジョンマフは別にする)を突っ込んだりして、それらのUSBメモリをキーリングふうにつないでひとまとめにして使っている。

Musicinusb_2

mp3データをかき集める段階でも「Getz/Evansって1枚だけじゃなかったんだ!?」とかの発見もあったりして(買ったCDのことをほとんど忘れている)、データをいじるだけでもなかなか楽しかった。

でも実をいうと、やっぱり昔のジャズ喫茶ふうに、CDのジャケットを飾りながら音楽を聴きたいなぁ、と思っていたりはするのだ。

Cdstand

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「ト・トン」で悩む

8ビートの音楽でよく使われるリズムパターンにこういうのがある。しばしばバスドラムやベースがこのパターンで演奏する。

Note
これを「トン・ト」と捉えるか「ト・トン」と捉えるかっていうと、そりゃもちろん「ト・トン」のほうで、その理由はっていうと、「トン」が小節の頭だったりするのでこのタイミングがとても重要で、この「トン」を導くのが「ト」なわけだから。

ドラムなんかだと、この「ト」を「トン」に対する「フラム」とか言うんじゃなかったっけ? (フラムはもっと細かい譜割りかもしれない)とにかく「トン」を引き出すための「ト」だから、そのタイミングは絶妙でなくてはならないわけだ。

で、これをパンデイロでやろうとすると、おそらく正式には「ト」を中指、薬指などの指先で叩き、「トン」を親指で叩きたい。ミュートしながらこのパターンを叩く様子を図示すると、
Note1

こういう感じになって、「ト」を指先で、「トン」を親指で叩くようになる。でもこれがなかなか気に入る感じにならなくて、というのが今回の悩みだ。

ではどうすると自分好みになるのかというと、「ト」も「トン」も親指で叩く。つまり親指を二回連続して使うわけで、これは基本形として練習してきた形(親指⇒指先⇒掌底⇒指債)を崩すことになる。親指を連続二回続けるとそのあとのパターンが行き当たりばったりになる。それはそれで突き詰めれば面白いとは思うのだが。

さらに親指を連続二回使うことになると、テンポが上がってくるとついていけない。テンポが速い時には「ト」を省略してもいいのだが、できればそれはやりたくない。できるだけ早いテンポまで「ト」を入れたい。

この二つのやり方を比べてみると、叩いているときには明らかに違うのだが、叩きながらも冷静に聞いてみるとタイミング的にはそれほど違いがないようにも思える。客観的に聞くと、ひょっとしたら自分でもその違いが判らないかもしれないと思った。

では客観的に聞いてみよう。

前半8小節分が親指連続二回、後半が指先を使ったもの。何度も聞いていると下手さが際立ってくる。言い訳させてもらうとWindows10の制約であらかじめ録音したシェーカーの音を聞きながらパンデイロの音を録音すると(はい、これパンデイロなんです:チャラチャラが全く鳴っていないのが聞きどころ;低音量での練習の成果)パンデイロの音が遅れて録音されてしまう。

言い訳はこれくらいにして、違いが聞き分けられただろうか?下手すぎてわからなかったかもしれないが、指先でのタップが弱すぎるのとその返しとしての親指が強すぎるのとで粗い感じになっている。叩いているときには同じだと思っていたタイミングも、よく聞くと違っている。

しょーもない演奏で、さらにしょーもない録音ではあるが、もっと詳細に調べてみよう。

まずこちらが親指二回。上がシェーカー、下が「ト・トン」。「ト・トン」の音がそろっている。
Ttnthumthum

指先を使ったもの。「ト・トン」の音がアンバランス。
Ttncenthum

両方ともにシェーカーの音からの遅れが如実だが、演奏しているときには同じタイミングで聞こえている。説明は省略する。

これは多重録音で、シェーカーを振っているときにはヘッドフォンでメトロノームを聞いているのでテンポはほぼ均一になっている。

こうやってよく見ると、やはり指先使った時には「トン」が少し遅れてるんだなぁ。親指二回を突き進めつつ、もっと大音量で練習することを意識しないといけないな。

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