カテゴリー「語学」の3件の記事

ボサノバを歌おうとして悩む

ボサノバを歌おうというのは、少しは考えたいたことではあったのだが、それほど興味を持っているわけではなかったのだった。歌もうまく歌えないし。

しかし、ボサノバをポルトガル語で歌う人たちを見て、人前で歌うほどでなくても、ちょっと歌ってみたいもんだなと思った。

ところでボサノバはブラジル発祥の音楽だが、ブラジルではポルトガル語が使われている。大昔の大航海時代にスペインとかポルトガルが世界中を植民地にした名残だ。今ではもともとの現地語はほとんど使われていないらしい。ものすごい文化侵略だな。

なので、ボサノバを現地語で歌おうとすると、ポルトガル語を理解してポルトガル語を読むか、あるいはカタカナで覚えるかなのだが、カタカナというのはどうも気持ちが悪いのだった。「カナ式(悲しき)外国語」という言葉がどうしても頭をよぎるのだ。

高校生の頃からセルジオ・メンデスなんぞを聞いていたから、有名な曲はなんとなく音では覚えているのだが、いざカタカナで書いてみようと思うとうまく書けない。思い出せないのか覚えていないのか、正しく把握できていないのか、それとも音として正しく覚えているために日本語にするのが難しくなっているのか。

そういうわけだから、「ポルトガル語で歌うボサノバ」見たいな本を買えばいいのだが、そうじゃなくて、とりあえずポルトガル語の基本的なところから押さえてみたいと思ってしまうのはオタクな性格のなせる業なのであった。

Zeroport_2 で、手近な本屋でポルトガル語の本を探してみた。基本的な言語構造と、基本的な機能単語(前置詞とか冠詞とか)、あるいは発音の難しさがわかればいいと思ったのだ。

それで買ったのがこの本だ、本屋にはポルトガル語の本が2冊あって、かなり迷ったのだが最終的にはどちらもCDがついているし大差ないだろう、と思った。もう一冊のほうはなんだかポルトガル在住の日本人女性が書いていたようだった。

なんだかまた話が迷走の予感。

この本を読んでいて、「空港でバッグを盗まれました」とか「それは強奪されたんですか?それとも置き引きだったんですか?」みたいな文章を読んでいて、こりゃどうにもボサノバにたどり着くには時間がかかりそうだと思っていたが、後半になって文法とか発音とかが出てきて、なるほどこれならカタカナでもなんとかなりそうだという気になった。

しかし、辞書も買ったことなので原語を解析してみようと思う。まずは一番簡単に見えるBim Bomだ。この曲には実質的な歌詞は2行しかないので最初に取り組むには手ごろだろう。

Am7         Bm7    E7/-9 Am7            Bm7  E7/-9
E so isso o meu baiao    E nao tem mais nada nao
Am7       A7         Dm7   G7
O meu coracao pediu assim, so

Port_dic ところがこれが意外に難しい。昔、ドイツ語の授業で予習して訳したものを授業に持っていったら「自由作文か?」といわれたことを思い出す。

「E so isso o meu baiao」は「それはたんなる私のダンス」という意味らしいが、「E nao tem mais nada nao」がよくわからない。

naoはaの上に「~」をつけると英語で言う「no」なのだが、ではそれが二つ出てくるのはなんだ? temはterの変化したものらしい。うむ、そうか、ではterとは?うむ、haveみたいなものか。maisは英語のmoreみたいのものなのだがnadaが英語のnothingである。最初の「E」は全体がbe動詞の分であることをして意味しているんだろう。

最後の文はpediuが辞書になくて挫折しそう。meuが英語のmyで、coracaoが心臓とかハートとか、assimは「こうして」とか「どうにかこうにか」だそうだ。最初の「o」は冠詞だと思う。

まぁ、こんな具合で、アクセント記号とか、ひげの生えたCとかに読み方もなんとなくわかったので、発音するのは大体わかるかな、という感じだが、意味を理解するのはまだまだ先は長い。

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中国語(実践編)で悩む

Chinese 大学では第二外国語としてドイツ語を選択した。自慢じゃないが11戦6勝5敗だった。つまり、6単位必須のところを11回履修して5回落としてやっと6勝したという話だが、まぁ勝ち越したのだからよしとしよう。いや、ほんとに自慢じゃないので。

ドイツ語で何に苦労したかって言うと、それはすべての単語に性別があることだった。単語はなんとか覚えられても、それが男性か女性かで冠詞が変わってくるし。とにかく単語の性別を覚えないことには試験で点を取れない。

で、実際にドイツへ行ったのは10年くらい前のことだった。民宿みたいなところに宿泊したのだが、そこの主のエリザベートは全く英語を話さない。しかたがないので、片言のドイツ語で話をするわけだが、「日本へ電話をかけたい」「靴下を洗ってください」とかいうのにいちいち性別を調べていられないので、そういうのは無視するわけだ。

もちろんドイツ語として正しくないのは分かっているが、はるか東洋(Far Eastとはよく言ったものだ)から来ているのだからいいのだ。

そんなわけで、中国語も「外国人だからいいのだ」とかいうとなんとかなるのかな、と思ったんだけど、これが全く駄目で、って話だ。

なにしろ、あの抑揚(四声)がまったくキャッチできない上に、発音さえも補足できなくて、ごく普通の人の名前さえも覚えられない。覚えるまえにまず認識できないのだから本当に話にならないのだ。

だって、「chen」「zhen」「tsen」みんな「ちぇん」に聞こえるのだが、「全然違うだろ、ほら」ほらって言われてもわからんものはわからん。「舌を上に丸めてチ」って言われてもねぇ。これはわからないよ。

だから、中国語を系統的に覚えるというのはもう諦めた。もっと実際的なやりかたが必要だと思って出張のために「指差しで話す中国語」という本を買ってみた。そういえば韓国へ行ったときにもこのシリーズを買ったのだったなぁ。

先週は台湾出張で、どういうわけだか私は現地の人から現地語で話しかけられてしまう。韓国でもそうだった。どういうこと? 日本人離れしてるってことかな?

そんなわけなので「私は日本人です」というのをなんて言うのか、と聞いてみて「ゥオーシー・ジーペンレン」というのをメロディ付きで覚える。

なにしろ街中(まちなか)では英語がまず通じないし、うろ覚えの中国語は全く使えない。日本人の言う「シェーシェー(謝謝)」ですら、状況から推測してくれているので通じている、というていたらくだ。これはむしろ(台湾では)「シシェ」なんだけど、四声があるのでこれだけでは伝わらない。

タクシーに乗っても、行き先を伝えることができない。ホテルの名前は知っているが、発音できないから、ホテルの名刺みたいなのが手放せない。で、その名刺を見せると、タクシーの運転手(運匠)もそれを知らなかったりして。で、私を車内に残して突然運ちゃんが降りてしまう。で、通行人にその名刺を見せて「このホテル知ってるか?」とかいってるらしい。高校生みたいな女の子が「あっちだよ」みたいに指差して運ちゃんもそっちを見てうなずいている。大丈夫か?

料金が90元だ、「釣りはいらないから領収書をくれ」といいたいところだが、領収書をなんというのだったかな? と思ったときにはもう降りていて釣りももらってない。んもう~。

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中国語で悩む

ひょんなことから中国語を勉強することになって、まぁ続くかどうかわからないんだけどとにかく最初のレッスンをマンツーマンで1時間半ほど受けてきた。

なので忘れないうちに書いとこうと思って。

まず先生は台湾から来た北京語の先生だ。これがまず前提。

以前から中国語には関心はあって、それは例えば中国の子供たちはどうやって漢字を学ぶのだろうか、というふうなことだった。

日本語ならひらかなやカタカナがあるので「漢字」を「かんじ」と読むのであるということを表記できるわけだが、中国語には漢字しかないので、じゃぁ難しい字があったときにどうやって辞書を引くのだろう?辞書にはどう書いてあるのだろう?

ということを以前中国人に聞いてみたら、「それにはピンインを使うのだ」という、ピンインはつまり日本で言うところのローマ字であって、アルファベットで中国語の発音を表記するわけだ。だから、中国の子供たちは自国語を覚える前にまずアルファベットを習い、ピンインを通じて漢字を学ぶというわけだ。

しかし、アルファベットが中国に導入されたのは最近(といっても数十年)のはずだ。その前はどうしていたのだろう? ということも疑問だったので、今回、先生に聞いてみた。

すると、「注音符号」(中国語でもこういう風に表記する)というのがあった、という。37の記号を組み合わせて音を表現するのだ。これはちょうどハングルに似ている。母音と子音を記号化して組み合わせることによって発音を表現するのだ。

Fourintonations_2 ところで皆様もご存知のとおり、中国語は発音だけでは意味が通じない。発音プラス抑揚で初めて記号として成立する。これには有名な四声と、私も今まで知らなかったのだが軽声(短音のような感じ)というのがあるという。つまり発音×(四声+軽声)で初めて中国語として成立する、と。

で、この四声というのが抑揚といっても音の強弱ではなくて音の高低なので、これがまた不思議だった。つまり、普通にしゃべっているだけでも音楽のように音程がついてしまうのである。じゃぁ、歌を歌うときにはどうするんだ? 中国語でワン・ノート・サンバを歌ったら、ワンノートにならないじゃないか、というと、これは確かにそうなんだそうだ。「中国語で歌っているのを聴いていると、意味がわからないことはよくある」と先生も言っていた。つまり類推しながら聞かないとわからないということなのだろう。

その四声を音の高低で図示すると図のようになるのだが、3声は長いのだな。2声と3声はその長さで判断しないと聞き取れない。で、軽声は直前の四声の最後の音と同じ音程で発音する。

「じゃぁ、これを覚えるには楽譜書きたくなるねぇ」と言ったら、そうなのだ、と先生が経験を語ってくれたのだが、先生は「チャゲ&飛鳥」が1995年に台湾でコンサートを行ったときに通訳として一緒についていたらしい。そのときに飛鳥が「中国語で挨拶したいので教えて欲しい」というので即席で教えたのだが、教えているうちに飛鳥がそれを楽譜に書きとめ始めたのだそうだ。

実際、四声の音の高低は音程にして2度や3度はあるのだ。3声などは「出せる一番低い音まで下げる」と言う人もいるくらいだから、楽譜にするのももっともな話である。

他にも難しいことはいろいろあって、zhaとchaの発音の違いとか、「e」の発音とか(これはもう完全に忘れた、二日前だったのに)、難しかったなぁ。

簡単な挨拶とか、自己紹介なんかも教えてもらったけど、発音と同時に四声も覚えないと役に立たないので、これは難しいよ。つまり、歌を覚えるかのごとく覚えないといけないわけだ。コードまでつけてやれば覚えられるかな?

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