カテゴリー「飛行機」の25件の記事

2017年6月29日 (木)

飛行機の燃費で悩む

6月6日のことだが、韓国で北朝鮮の無人偵察機が墜落しているのが発見された。

翼長2.86mでチェコ製50cc2気筒の4サイクルエンジンを積み、7.6リットルの燃料で5時間33分にわたって490kmを飛行し、SONYのデジカメで555枚の写真を撮影した。飛行高度は2400m、平均時速は90km/hだったという。

Image5
Image7 偵察の目的はTHAAD基地だ。THAADが設置されたゴルフ場付近の写真も19枚撮影されていたらしい。

墜落の原因は燃料切れだった。つまり7.6リットルの燃料(ガソリン?)で490km飛んだということになる。燃費として計算すると、64.5km/Lという値になる。これってすごくない?

だって、50ccのバイクでもせいぜい40km/Lだろう? 飛行機だと空気抵抗だけだから効率がいいのかな?

調べてみると、B787で0.12km/L、つまりリッターあたり120mだという。B747ではリッター57mだったのだそうだ。


だから、どうもその、チェコ製エンジンの50ccというのがどうも怪しいと思うんだなぁ。

Image6

どうみてもこれは20ccくらいなんじゃないかと思うんだが、確かめる方法はないものかね?

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2015年7月17日 (金)

電気飛行機に悩む

6月に開催されたパリの航空ショーでエアバス社が二人乗りの電気飛行機「E-Fan2.0」を展示していたらしい。

Frontview

興味深いのはその仕様で、機体重量500kg、全幅31フィート、巡航速度136マイル/時、モーター2基の「総合効率」は60KWだという。航続時間は1時間。

Sideview

こういう翼なら、滑空比は10くらいだろうか(1000m滑空すると高度を100m失う)。時速136マイルということは217km/hだから毎秒60m。無動力で60m滑空すると6m降下するから、高度を保って水平飛行するためには500kg×6m÷75kgm=40馬力が必要だ。

モーター出力の60KWというのは馬力に換算して80馬力なので、これはやっとなんとか上昇できる最低限の出力なんだろうと思う。

しかし、モーター出力が60KWということは、仮にモーターの効率を33%として消費電力はおそらく200KWくらい必要なんじゃないだろうか。その電力を1時間供給するためには200KWHの電池が必要だ。リチウムポリマー電池は体積1リットルあたり400WHということだから、体積にして500リットル必要ということになる。一方重量密度は200WH/Kgということなので、電池だけで1000kgになってしまう。

ということはモーター効率がめちゃくちゃにいいのかなぁ? 80%とかいう値になってしまうんだろうか?

モーター効率が80%だとすると、電池容量は75KWHで済むが、それでも電池の重量は375kgになってしまう。効率100%としても電池重量は300kgだ。モーターだけでなく、電池に付いてもなにか技術的なブレークスルーがあったのだろうか?

最近は電気自動車の発達で、モーターの技術もずいぶん進んでいるようだ。電気CVTとか言って、エンジンで発電機を回し、その電力でモーターを回すようなパワートレインを採用した自動車がすでに市販されている。モーターの効率なんてせいぜい20~30%だと思っていたので、電気CVTなんていう仕掛けが商品として成立するというのは実に驚きだ。

そういえば、テスラ社の電動スポーツカーの性能を試算してみて驚いたのはもう3年くらい前のことであったか。

翌日追記:

ををつかさんからいただいたコメントを元に調べてこんな表を発見した。

これは日本電機工業会が今年度から始めた「トップランナー」という称号(?)で、つまり世界でトップレベルを目指すための目標値だが、その「トップランナー・モーター」の効率目標値が90%を超えている(クリックで拡大します)。

Topmoter
50Hz、三相四極、速度一定とかの前提条件があるが、それでも90%というのはすごいなぁ。基本的にいわゆる誘導電動機なんだろうけれども、インバータ駆動のブラシレスモーターでも同じくらいの効率が期待できるはずだ。

モーターって、逆起電力とか潜り抜けないといけない問題がいろいろとあるんだけれども、地道な努力で克服してきたっていうことなんだろうか? 大きなブレークするーがあったのなら知りたいところだ。

重量低減ということを考えているんだろうけど、補助輪があまりにしょぼいので注目してみた。これは引きこむのだろうか?

Wheels

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2015年5月 4日 (月)

小型ジェットエンジンで悩む

もう先月の話になってしまうが、ホンダの開発した小型ビジネスジェット機「HONDA JET」が日本で初飛行した。

この写真で真ん中の銀色のが初号機、赤いのが3号機で青いのが5号機、日本で飛んだのは3号機なんだろう。1機5億円ということだが、これは安いな。戦闘機なんて100億円するんだから。

Trioofhondajets_2

この機体の特徴は主翼上にエンジンを配置したことにある。それによってエンジンの騒音を客室に伝わりにくくしたとか、エンジンポッドを支える部分のカーブで機体の空力特性が良くなったとか、脚を短くできるとかいろいろメリットがあるらしいが、ホンダ特有の「整備性は犠牲にしても良い」というポリシーが貫かれていることから、整備チームは苦労するかもしれない。

客室の窓が少ないように思うが、こういうビジネスジェットではこんなものだろうか? 本当は窓なんかないほうがいいと思うのだが(窓があるとその分胴体の強度が弱くなるので補強せねばならず、その分重くなってしまう)、お客様の意向を無視するわけにはいかないのだろうなぁ。

いっそ窓なんか無くして、機体の上下左右を小さなカメラで撮影して機内の画面で見せるとか、壁に投影するとかすればいいのにとか思う。

そういう考えを進めれば、「操縦席の窓もいらないかも?」という話になっったりして、機内で画面を見ながら操縦するとか、あるいは米軍のドローンみたいにどこか遠くから遠隔操縦する、なんてことも未来にはありえるかもしれない。そうすれば操縦士が自殺したいと思っても、客を道連れにするっていうこともなくなるだろうし。

それにしてもこの写真を見て思うことにはエンジンが小さいなぁ、と。全長1mちょいかな?2mは無いと思う。よくこんなに小さく作れるものだなぁ。

「ホンダが機体とエンジンを一から開発した」ということなのだが、実際にはエンジンを米国GE社と共同開発しており、「イチから」というにはちょっと無理がある。ジェットエンジンというのはさほどに開発が難しい物らしい。

大昔の話だが、「ラジコン技術」という模型専門誌を購読していたことがあって、ある時「なぜ模型用ジェットエンジンは作れないのか?」という連載記事が掲載されていた。これは海外で連載されていた記事を翻訳したものだったと思うが、曰く「高温高圧高速回転に耐えられる小型タービンブレードを作ることはできない」「高温高速回転できる小型ベアリングがない」とかなんとか。
で、その連載がちょうど終わった頃に「模型飛行機用ジェットエンジン」が発表されたのだった。イギリス製だったかなぁ。60万円くらいしたのだったと思う。燃焼室を6つだったか8つだったか持っていて、それぞれにグロープラグらしきものが付いていたように思う。

で、今や模型でもジェットエンジンなんて当たり前になっていて、数万円くらいで買えるんじゃないかな。Youtubeにもそんな機体が飛行する様子がたくさんuploadされている。

Youtubeにはそんなジェットエンジンを自作しようとする試みもたくさんuploadされていて、簡単なものでは共鳴式のパルスジェットエンジンとか、本格的なターボジェットエンジンを目指しているものもいくつか見たが、完全に個人でちゃんとしてターボジェットを作るのはなかなか難しいようだ。模型ではない実用ジェットエンジンではタービンブレードを金属結晶を作るところから作ったりしているようで、つまり鍛造とか鋳造とかの方法では作れないのだろうと思う。

そういうわけなので、模型用(タービン)ジェットエンジンっていうのをじっくり眺めてみたいものだなぁ、と思う今日このごろなのであった。

5月6日追記:
ををつかさんの「姫路のお友達」のお話も面白かったが、Youtubeで「home made jet engine」で検索すると色々面白い画像が見られる。たいていは「そんなに大ざっぱに作って大丈夫なのか?」と突っ込みたくなるような作り方で、動作している動画もあるのだが、始動に使ったモーターがそのまま動いているような気がしてどうも信用出来ない。

なかには高校生が作ったというのもあったりするが、回転数がまだまだ甘いような気がする。

一方、こちらの動画では商品として作っている模型用ジェットエンジンで、1980年台から作っているとか言っているので、私が昔見たのもこの会社のものかもしれない。1台作るのに6時間かかるとか言っているような気がする。

ステーターをアルミから削りだしたり、ローターの回転バランスを丁寧にとったりしているのはさすがだと思う。始動用モーターも作りつけなんだな。

5月16日追記:

TV番組「ガイアの夜明け」でホンダジェットを取り上げていたので見たが、あまりテクニカルな話はなくで残念だった。藤野社長がアメリカに30年住んでいて子供が何人いるのかとかの情報はいらない。テーマとしては主にホンダジェットの売れ行きがどうとかいう話で。

唯一、主翼上にエンジンを置くことについて、エンジンのステーをある位置に置くことによって空気抵抗を減らせることを発見して特許をとった、という話があった。

Gaia

この効果によって燃費が十数%改善されたという。あとは最高速度が778km/hとか、そんな話だった。

で、手作りジェットエンジンだが、例えばYoutubeにはこんなのがuploadされていて、曰く「溶接なし!、ドリルとグラインダーとダクトテープだけで作るジェットエンジン」というもので、これはしかしちょっと圧縮ヨワヨワなんじゃないかなぁ? 圧縮比2も行ってないと思う。こんなのジェットエンジンじゃないだろ? タービンを使うことによってプロパンガスの勢いを一方向に持っていて炎を噴き出しているだけじゃないのか?

大型のジェットエンジンでは圧縮比が30にもなるという話を聞いているので、こんなにチャチな、燃焼室から炎が漏れているようなものでちゃんとした内燃機関になるとは思えないのだが。

【製作編】

【テストラン】


5月20日追記:

やはりこの「手作りジェットエンジン」はどうも眉唾モノだ。だって、圧縮した燃焼室にプロパンガスを吹き込んでいるのだから、圧縮比はプロパンガスの圧力よりも低いはずだ。そうでないと、プロパンガスが逆流してしまう。

だからこれは単にプロパンガスを燃やしているだけで、回転するタービンによって空気流入と燃焼ガスの排出を連続的に行っているだけだ。出力側のタービンが赤熱しているから物々しいけれども、推力はほとんど無いだろう。

逆に本物の内燃機関としてのジェットエンジンというのはどういう定義になるんだろうなぁ? 圧縮をきちんとやって、カルノーサイクルを連続的に行うというのが最低条件だと思うが、圧縮比が1.5とかでもカルノーサイクルになるのかな?

実際にGEの動画を見ると、圧縮比23:1とか言ってるので、それくらいないことにはジェットエンジンと呼べない気がするんだけれども。

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2015年3月 8日 (日)

翼上席で悩む

国内線の飛行機に乗る機会はあまりないので、今回の福岡日帰りはそういう意味では楽しみだった。スカイマークのチケットが安いという話は聞いていたし、実際調べてみると安かったのだが、ここのところゴタゴタしているのでちょっと敬遠してANAに乗ることにした。

ネットでチケットを申し込んだら直ぐに電話がかかってきて、「お求めになったチケットは、変更不能ということになってしましたが、変更できますので」というお知らせ。何故そういうことになったのかはよくわからないが、その時にはそんなことどうでもいいと思っていた。しかし、これは結構役に立つことがわかった。

新幹線と違って、飛行機に乗ろうとすると早めに空港へ到着していないといけないし、そのために電車の時間もマージンを考えてしまうので、朝9時の飛行機に乗るのに7時半にはもう空港についていたりする。1時間半もどうするのだ? というところで「変更可能」ということに気がついた。早速ANAのカウンターで早い便を探してもらうと8時20分に出発する便があったのでそれに変更してもらう。「通路側はあいにくいっぱいで」ということだが、私は窓際の方がいいのでOKを出す。

座席を割り振る順番は、どうも主翼の上の席が最後になるらしい、下の景色が見えにくいからかな? 私としては主翼の動き(補助翼とかフラップとか、気流によるたわみとか)が見えるので、主翼を見ているだけでも楽しいのだ。

行きは主翼をぼやーっと眺めていただけなのだが、やはり便を早めてもらった帰りも翼上席が割り当てられて、今回は通路側にも隣にも客がいなかったので、心置きなく写真を取ることが出来た。飛行機の窓から写真を撮るなんて、ある意味恥ずかしいことだとは思うが私としてはそれなりに楽しかったので記録に残すことにする。

Sbsh0637_3 福岡空港で駐機中。機体はB777。フラップはまだ出ていない。
Sbsh0638 離陸位置までタキシング中。フラップはもう下がっているが、まだフルフラップではない。
Sbsh0639 フルフラップにしないのかな~?と思っているうちに離陸してしまう。フルフラップがどんなものであるかは後で分かる。

どちら方向へ離陸したのかよくわからないが、何しろおそらくは福岡県のどこかの市街が見える。こういうのを見るだけでもワクワクする。
Sbsh0640 低層の雲海を見下ろしつつ、高層の雲を見上げる。高度5000mくらいだろうか。こういうのも好きだなぁ。
Sbsh0641 ついに高層の雲海をも見下ろす高度になって、空は深いコバルトブルーになる。もうこれは空というより宇宙である。これも好きな絵だ。

もっと好きなのは雲海の上での夜明けだ。黒から紺になり、やがてオレンジ色になっていって最後には真っ白になる。

このあとは巡航になってしまって景色がそう変わらなくなるので、うとうとしたりする。
Sbsh0642 気が付くと、眼下に房総半島の何処かが見えていたりする。
Sbsh0644 特徴的な河口が見えたので、あとでgoogleマップで探してやろうと思って写真を撮った。

房総半島の東京湾側なのだろう。内房線の上総湊駅近く、湊川河口らしい。
Sbsh0645 画面右下へ伸びる半島は、地図で特定したが名前がよくわからない。富津岬というらしい。

するするとフラップが伸びてきていて、機はすでに着陸態勢。
Sbsh0646 どこぞのコンビナートなんだろうな。駒井鉄工か?
Sbsh0647 東京湾上で海ほたるが見えている。
Sbsh0648
何故2枚も撮った?
Sbsh0649 これは海底トンネルの通気口なんだろう。「風の塔」だとか。
Sbsh0650 鋭意フルフラップ中。
Sbsh0651 滑走路上でフルフラップしつつスポイラーが立っている。
Sbsh0652 車輪が着地し、スポイラー全開。写真ではよく見えないが、フラップとスポイラーの間から地面が見えている。
Sbsh0653 この一枚は要らなかったかも。

羽田→福岡便では着陸時に左からの横風を受けて「クラブ」という手法で着陸していた。つまり接地直前まで機首をやや左に向けて風に正対する姿勢で着陸する。

いつ機首を滑走路に並行にするのかと思ってみていたら、着地後によっこらしょ、という感じで正面へ戻していた。

羽田に着陸するときには、横風はなかったらしく、真正面を向いて着地していた。

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2014年9月14日 (日)

失せもので悩む

大事なものほど失くしてしまう。あそこにあるはずだと思っているのに、いざ必要となって探し始めると出てこない。大事にしまっておいたものほど見つけにくいのは平常心を失っているからなのだろうか?

いまだに不思議なのはWIndows2000英語版のインストールCDだ。これは当時なかなか手に入らなくて、あめりか出張の折にサンノゼのFry'sで買ってきたのだが、確かにスーツケースに入れて帰ってきたのに日本に帰ってみるとこれがないのだ。仕事で必要だったので、かなりすったもんだしたのだったが、領収書はあるのだが現物がないので結局自腹になったんだったと思う。

CDで思い出すのはMicrosoft Encartaというマルチメディア百科事典で、これは1993年だったと思うがその前年の1992年版をCDROMショップ(当時はそういうのがあった:Laser5がお気に入りだった)で購入してその完成度に驚いたのだった。いや~、これこそマルチメディアだわ、と。

まずこのCDROMをPCに入れると、タイトルと同時にあの有名なキング牧師の「I have a dream ・・・」という演説が流れる。最近のTVCMでもちょっと使われていたりするのだが、気がついた人はいるだろうか?

そこから先はキーワード検索で関連項目の静止画や動画、音声などが流れたりする。鳥の項目では鳴き声が出たりして喜ばせてくれる。

そんなEncartaだったが、なんといっても英語版で日本語版が待たれるところだった。日本語版が出たのは1997年だった。これは日本マイクロソフトも相当力を入れていて(当時 -と言っても企画当時ということだが- はインターネットよりもこっちのほうがビジネスになると踏んでいたようだった)、執筆者の一覧などを見てもなかなか豪華なものだったと記憶している。

で、当然のことながらその日本語1997年版も購入したのだが、これも見当たらないんだなぁ。どこ行った?

日本語版はCDROMの2枚組で、なるほど、これからはこういう時代になるな、辞書もいるし辞典もいるしと考えた私は、PCには複数のCDドライブが必須であると考えて高さ80cmというフルタワーのPCケース(CDドライブを6台収容できる)を購入し、今ではその捨て場所に困っている。

もうひとつ探しても出てこないCDROMがあって、それはドイツのミュンヘン郊外にある航空博物館で購入したCDROMだ。これは当時のレートで数千円したはずでなかなかの買い物だったのだが、これが探しても探しても出てこない。

ところがこれがひょんなことから見つけることができたのだった。

どこが「ひょん」なのかというと、付属の小冊子をたまたま本棚の片隅で見つけたことだった。あ、こういう本が付いていたんだったら、本棚にあるのかもしれないな? と思って探したら、やはり出てきた。

CDROMだからというので、CDケースの形を探していたから見つからなかったので、いやいや、こんなパッケージのまま保存していたとはっ。

Lostfound

真ん中がCDパッケージで、左がその小冊子、右はドイツ博物館ぜんたいのパンフレットだったと思うが、なにしろ全編ドイツ語なので、写真しか見ない。

CDROMのパッケージを開けるとこんな感じ。精密に組み立てられたボール紙製で、こんなパッケージ捨てられるわけがない。CDにプロペラが印刷してあるのが泣かせる。

Opencd_2

で、早速その中身を紹介しようと思ったのだが、これが当時のWindows環境でないと動かないのかなぁ?QuickTimeの最新版をインストールしてある環境では小さな動画を個別にしか見ることができない。これではせっかく出てきてもらった意味も半減だ。

これらの小さな動画はとりあえずスクリーンショットお見せするとして、動画はすでにYoutubeにあるかも知れず、まずはそっちを探して、Youtubeになければ私がuploadして、ってのはまずいんだろうか? 1998年作成(撮影はもっともっと前)の動画なんだけど。

Vtol1現在のPC環境では動画の一部しか見ることができないのだけれども、そのひとつがこれでジェットエンジン搭載のVTOL(垂直離着陸機)だ。

これが試作機であるということは、尾翼がないことでわかる。無尾翼機というわけではなくて、尾翼はまだ作ってないのだ、という感じ。

Vtol2後ろから見ると、「尾翼はないけれども、そのうちに作りますよ、今はとりあえず垂直に離着陸するだけの実験機なんでね。」という感じが伝わってくる。

Vtol3もうちょっと開発が進むと、こうやってちゃんとした機体になっていて、動画でも立派にびゅんびゅん飛んでいく。パンフレットも探してみたが、この機体がどういう時期にどういう経緯で開発されたのかということは(写真を見た限りでは)わからなかった。

これって、Windowsだからだめなのかなぁ?MACだったらちゃんと見えるんだろうか?


というわけなので、youtubeで関連動画を探したので私が当時感動したその一部でも見ていただけるかと。

詳しく書くと、これはドイツ博物館のミュンヘン分室なんんだろうか、シュライスハイム(Schleissheim)という場所にある博物館で、地名的にはOberSchleissheimになるんだろうか?駅がそんな名前だった気がする。

駅から博物館まで歩く途中にお城があってその中を通っていくのだが、そのお城もなんだか博物館みたいになっていて昔の人形なんかが飾ってあったりした。そこをうろうろしていると、そこの城主という人が現れて「どこから来たのかね?」「アウス・ヤーパン」「おお、ヤーパンから来た人は初めてだ」とか言う、ほんとかね?





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2014年8月17日 (日)

音楽の可視化で悩む

音楽を可視化できたら面白いよね。常々漠然と考えていたことなのだが、なかなか手を出せなかったのは、データの入力が面倒だと思っていたからだ。

しかし考えてみれば、っていうか考えなくても身の回りには自分で入力したり購入したりしたMIDIデータが山ほどもあるので、これを使えばいろんなことが簡単に試行できるはずだ。そういうデータを持っていることに気がついてはいたのだが、解析するにはいろいろ手続きが面倒で気が付かないふりをしていたわけだ。

実はMIDIではなくて実際の演奏から(WAVE形式ファイルを介して)音程情報を抽出してみようと思って、ナローバンドなPLLでフーリエ解析して・・・なんてことを考えて回り道をしてしまったのだった。こちらはこちらでまた別途悩む予定。

で、夏休みの課題ということでちょっとMIDIデータを触ってみようかという気になったわけ。

しかし、可視化と言っても一体どうするかっていうと、いろんな考え方があるだろうが、最終的にはコードに対してメロディを正規化して図示するのかなぁ? とか、なかなか具体的にならない。

だいたい、音楽というのは時系列の形をとるから、曲の途中でイメージが大きく変わることだってあるわけで、前半は短調で後半は長調になったりとか、途中でテンポが大きく変わるとか、そういう例はたくさんある。

そんな時系列をもひっくるめて一つの図にすることは可能なんだろうか?場合によっては例えば4小節ごとに図が変わるアニメーションになってしまうかもしれない。

とかまぁ、グダグダと考えているうちにとりあえず何かを作ってみれば何かをつかめるかもしれない。「下手の考え、休むに似たり」とか言うしね。

で、とりあえず曲データを2つ用意してみた。ひとつはジャズの曲だが今ひとつひねりが足りないと感じている「Smile」、もうひとつは見事なひねり具合の「Bluesette」だ。

まず手始めに、メロディのみを処理してみる。第一歩として、音程と直前の音程との音程差を散布図にしてみる。X軸が音程、Y軸が音程差である。

Smiledt
Bluesettedt

さて、有意な差異を見ることができただろうか? メロディ自体の音域とメロディ内の音程の跳躍具合が見て取れて、Bluesetteのほうが歌うには難しそうに見える。

さらに、Bluesetteでは平行線が多く見られるが、これは同様のフレーズを移調して何度も繰り返しているというこの曲の構成を表しているように受け取れる。反面、Smileのほうではほぼ単一のスケールの中での曲作りのためか、図形の平行移動の様子は見られない。

などなど、もっといろいろデータを集めるともっと見えてくるものもあるのかもしれないが、もともと仕掛けとして簡単な事しかやっていないので、それほど深いものはでてこないようにも思う。

で、別の仕掛けとして、連続する3つ4つの音程に関して所属可能なスケールの数を数えるということをやってみた。

わかりにくいと思うので例を挙げると、[CDE](ハ長調でドレミ)という音列があったとき、この音列はC,F,G(ハ長調、へ長調、ト長調)のスケールに属することができる。つまり、これら3つのスケールを暗示している。これが[FGAB](ハ長調でファソラシ:以下は省略する)になると、C(ハ長調:これも以下は省略する)のスケールにしか属することができない。


Bluesetteをギターで弾いてみると、転調していくスケールの中でメロディがどう構成されていくのかがよく「見える」。そんなふうにメロディを解析できないか、と考えたのが発端だ。メロディを長い音符や長い休符で「フレーズ」に区切ってから処理したほうがいいのだが、それはまた先の課題としておこう。

で、このスケール数をどう見せるかだが、単に時系列としてみてもしかたがないように思える。正規化したメロディとの散布図にしてみるか。

Smilesc
Bluesettesc

図中のピンクの線が3連続音程によって規定されるスケール数、黄色が4連続音程によるスケール数だ。見せ方がどうのこうのというよりも、この「スケール数」というのが調性を暗示しているのかもしれないと考えると、意外にその数値が大きいことに驚く。実はもっと少ない値ができるのではないかと思っていたのだった。「連続4音程」というのではなくて、フレーズごとにするともっと感覚的なものに近くなるかもしれない。

で、これを見て何がわかるかというと…これから考えます。



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2014年7月20日 (日)

マレーシア航空機墜落で悩む

また、マレーシア航空だ。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

マレーシアには3度ほど行ったことがあるのだが、中国系、マレー人、インド系が階層を作っているという、ちょっと日本では考えにくい社会で、ビジネス的な分野はほぼ中国系が抑えており、その代わりというのか、マレー人は公務員につくことが多いらしい。町中で見る警官などはほぼマレー人である。インド系はたいてい下働きで、駐車場の監視とか、ビルの清掃などはほぼインド系だ。

そういう階層が、結婚することによって崩れていくことはないのか? と現地の人に聞いてみたが「宗教が違うから交じり合うことはない」という。中国系は意外なことにクリスチャンが多く、マレー人はイスラム教、インド系はヒンズー教である。

そういう「交じり合わない社会」というのが航空会社の運営に何らかの影響を与えたりしているということがあるのだろうか? 3月に行方不明になった370便に続いて今回17便がミサイルで撃墜されたことが偶然とは思えないのだ。

だいたい、ウクライナのきな臭い地域を飛ぶっていうのはどういう判断なのだろうか? 例えばJALやANAは自主的にウクライナを避けて飛んでいたのだが、マレーシア航空17便はアムステルダムからクアラルンプールを目指してまっすぐに飛び、その結果ウクライナ上空を飛ぶことになった。

ウクライナ政府は上空を飛ぶ民間機に対して「32,000フィート以上の高度で飛ぶように」と指示していた。

この図は、世界中の航空機の状況をレーダー情報を介して監視しているFlightRadar24というサイトがマレーシア航空17便についてのデータを提供しているものだ。横軸の時間がどうもよくわからないのだが、おそらくはこの事件に関してどこかに報告が入った時点から逆算した時間なのではないだろうか。

Altitude

図の青い線が高度を、赤い線が速度を示している。左端が墜落の瞬間で右へ行くほど過去になる。横軸の14:00あたりを境に高度が変わっている。14:00より前(右側)では高度32,000以上を維持しているように見えるが、その時点からあとはどうみても32000フィートを切っているようだ。

その高度で1分10秒ほど飛んだあたりでミサイルが着弾したように見える。地上に激突した時の速度は200ノットというから370km/hで、これでは生存者など全く期待できない。

ミサイルを発射したのは、ウクライナの親ロシア派と見られているが、一方でこのマレーシア17便の37分あとにプーチンの乗ったロシア機が同じ場所を通過したとかで、しかもその機体がマレーシア17便のボーイング777に似ていたという話から、実はプーチンを狙ったウクライナ政府のミサイルによる誤爆だったのではないか、という憶測もある。でもこれはちょっと荒唐無稽というか、ウクライナがプーチンをそんな形で暗殺してもメリットはないはずだし。

ということなので、ブラックボックスの発見が待たれるところなのだが、墜落した地域はウクライナの親ロシア派が制圧している地域で、ブラックボックスはすでにもう発見されてロシアに運ばれたとの観測もある。

ということなので、真相が明るみに出るにはまだ時間がかかりそうだ。

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2013年8月 3日 (土)

自作用ジェット機キットに悩む

一人乗り用ジェット機を自作するためのキットが発売されるという話。

発売するのは米国ウィスコンシン州に本社のあるSonex Aircraft社 。発売されるのは2014年ということだが、最初の10機分についてはもう注文が確定しており、その価格は12万5千ドルというから千数百万円というところか。

Jetkit

翼長5.5m、総重量410kg、70リットルの燃料で巡航速度290km/h、航続距離は480kmだということだ

ジェットエンジンの推力は117ポンドというから50kg重くらいか。こんな小さなエンジンで飛んでしまうんだなぁ。きっと、騒音はひどいものだろうけど。

ジェットエンジンの動作原理は理解していたつもりだったが、これは意外に複雑で吸入した空気を排出するまでに圧縮比を30にまで上げてちゃんとカルノーサイクルを経ているのだということは知らなかった。

それにしても千数百万円かぁ。日本では免許とか機種認定とかいろいろと問題があるんだろうけど、こういうのに乗って死ぬなら本望だな。グライダースーツでもいいけど。

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2013年3月24日 (日)

高度と見渡し距離で悩む

上海の郊外に周囲1km以上、深さはええと海面下87mに達するという巨大な穴があって、そこにホテルを建てるというのか寝かせるというのか、とにかくとんでもない計画が始まっているようで。

Shanghihotel
で、そんな大穴を上空から見たら楽しかろうと思ってGoogle Earthで上海あたりを探してみたが見つけられなかった。「月湖」っていうのがそうなのかな?どうも「余山国家旅游度仮区」という報道が違っているんじゃないかと思う。「余山」の余のつくりが「示」じゃないかと思うんだが。

3月25日追記:

ををつかさんがこの穴を見つけてくれました。ホテルの完成予想図もあったので置いてみよう。
Hotelshanghai
:追記終わり


で、GoogleEarthついでにフライトシミュレータ(GoogleEarthでControl+ALT+Aを押下)で飛んでみようかと思った。東のほうへ飛べば日本へ着けるんじゃないか、と。

しばらくふらふらと飛んでいると、島影が見えた。北緯32度あたりだったので、台湾だろうか? 台湾だったらそこから沖縄方面へ飛んで、奄美から九州へとたどっていけるな、とおもったのだったが、その島の上空近くへついてみるとそれは間違いで、韓国の済州島であったことがわかった。

私のそのあたりの地理的理解がその程度だったということなのだが、まぁ機長様は飛行中運に地図なんか見ている暇はないもんね。

で、そのあたりを飛びながら考えたのだが、たとえば高度10000mを飛んでいるとき、その視界というか、つまりその高さから見える水平線までの距離はいかほどなのであろうか?と。

フライトシミュレータを飛ばしながらぼんやり考えたところでは、三角関数を使って、でも微小な角度だからというので略式の計算でさらさらと計算できるんじゃないか? ということだったのだが、暗算で計算できる感じではなかった。

済州島上空で時間切れとなって、また明日、ということになってからちょっとメモ帳で図を描いて式を立ててみたのだがうまくいかない。一晩寝てから考えてみると、三角関数じゃなくてピタゴラスの定理で簡単に解けるんじゃないかということになった。
Hightsight
Aが飛行機の位置、Dが水平線の位置で、ここまでの距離を求めたい。Oは地球の中心、Gは飛行機の直下の地表である。

Dから真横に伸びている補助線は不要だった。この補助線を使うと相似形な三角形が3つできてほにゃらら、みたいなことで問題が解けるんじゃないか、と思ったのだが。

で、結局は直角三角形A-D-Oの斜辺A-Oが地球の半径rと飛行機の高度hの和でr+h、D-Oが地球の半径そのままでr、この二つを知ってA-Dを求めるという、ピタゴラスの定理の簡単な応用なのであった。

つまりA-Dをxとおくと、

  x^2+r^2=(r+h)^2

xについてこれを解くと、

  x=Sqroot(2hr+h^2)

h^2は十分に小さいので無視すると、

  x=Sqroot(2hr)

地球の半径は6500kmと知れているので、高度hkmに対して見渡せる水平線までの距離は、

  x=114 * Sqroot(h)

ということだ。つまり高度1kmのときには114kmまで見渡せる。見渡し距離は高度の平方根に比例するので、高度10000m(10km)なら約3倍の360mkまで見渡せることになる。のだろうか?

実際に飛行機に乗って確かめられるといいのだが、あいにくそう簡単に飛行機に乗る機会は訪れてくれないので、またフライトシミュレータで遊ぶときに確かめてみよう。

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2013年2月11日 (月)

超小型無人偵察機に悩む

無人攻撃機というのはいろいろあるが、攻撃するには武器弾薬を運ぶ必要があるので相当量の重量を運ばなければならず、そうすると強力な動力が必要になってまた重量が増えてしまう、という悪循環。

ところが、割り切って「偵察だけでいいや」ということになると、思いっきり軽く小さくできる。要するに趣味のラジコンにカメラを積むだけでも間に合うので、これはいろんなものが出てきそうだ。

そんななかで注目すべきモノが出てきた。この写真で兵士が右手で持っているモノに注目されたい。ブラック・ホーネットという名前がついている。「黒スズメバチ」?

Blackhornetnano
全長100mmだが、ローター直径が120mmということだから、CDと同じサイズの回転翼をもっていることになる。メーカーのサイトで緒元を見てみると、重量16gで最大速度10m/秒、飛翔時間25分、電波の到達距離は見通しで1000mとある。

Nuavfeb13 搭載しているカメラの解像度はわからないが、パンとチルトができるということだ。チルトは必要だろうけれどもパンはいらないんじゃないんだろうか?

それにしても16gというのはすごい。500円玉が7gなので、500円玉2枚、あるいは50円玉4枚の重量で25分も飛べるのか? パン機能まで入れて、そのモーター重量と消費電力などに、えらく余裕ぶっこいているんだが、本当に製品化できてるんだろうか?

そんな私の心配をよそに、英国軍はこのスズメバチを160機発注したということだ。すごいなぁ。

おもちゃとしても使えると思うので、どんどん大量生産して高品質低価格にしてくれると面白いと思うのだがなぁ。

2月12日追記:

米軍はもっとすごいことを考えているらしい。
Mosquit
米軍とジョン・ホプキンス大学が開発しようとしているのがこんなに小さな偵察機。カメラとマイクを装備して、小さなスパイとして働くのはまぁ想定内だが、こいつは小さな針を持っていて、まず対象者のDNAサンプルを採取したりする。さらにはその針をつかって、追跡用のマイクロデバイスを皮下に埋め込んだり、必要とあれば毒を注入したり、ということも考えているらしいのだ。

しかし、かつてはこういう小さい機械は日本の独壇場だったんだけどなぁ。京商とかキーエンスあたりがあっと驚くようなのを作ってくれないかなぁ。

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